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ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫)
 
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ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫) [文庫]

十文字 青 , ま@や
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

ラブラブ光線絶賛放射中な妹――うずみ(♀)元・天才美少女、自由奔放な姉――綾(♀)みんなのアイドル、気になるクラスメイト――桃川みう(♀)おみ足がステキな憧れの先輩――小野塚那智(♀)彼女たちに振り回される人――ユラキ(♂)ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん”はまた現れる。十文字青流、新感覚系ラブストーリー誕生!

内容(「BOOK」データベースより)

ラブラブ光線絶賛放射中な妹―うずみ(♀)。元・天才美少女、自由奔放な姉―綾(♀)。みんなのアイドル、気になるクラスメイト―桃川みう(♀)。脚がステキな憧れの先輩―小野塚那智(♀)。彼女たちに振り回される人―ユラキ(♂)。ユラキの悩みは今日もつきることなく、“ぷりるん”はまた現れる。新感覚系ラブストーリー誕生。

登録情報

  • 文庫: 270ページ
  • 出版社: 一迅社 (2009/7/18)
  • ISBN-10: 4758040923
  • ISBN-13: 978-4758040921
  • 発売日: 2009/7/18
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 怪作, 2009/8/11
レビュー対象商品: ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫) (文庫)
作者の言わんとすることは他のレビューにあるので、違った視点からレビューしたい。
他のレビューにもあるが、感情移入のできそうにない登場人物がほとんどなのだが、これはこれで良かった。(萌狙いのライトノベル的に失敗かもしれないが)
なぜか。それはこの話は多少やりすぎた感も否めないが現実を写しているからだ。
もともと感情移入とは、感情、考えの大部分を共有することで成り立つが、現実においてそれができる人間ばかりではない。
普通のライトノベルには、だいたい「いい人」ばかりが主人公を取り囲むだろう。この話においては、主人公を取り囲むのは理解できない人間たち。理解しないからこそ本当の愛も成り立たない。普通のライトノベルで成り立っても、この現実には無理なのだ。

そうした現実を織り交ぜることによって、ライトノベルでありながら、夢を見させるライトノベルへのアンチテーゼとしての役割も担っている。

この本はぜひ表紙で釣られて読んで、そのいろいろな意味でのギャップを楽しんで貰いたい、そんな作品だった。
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 予想外…, 2009/7/23
レビュー対象商品: ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫) (文庫)
手作り弁当にハートマークをつけてくるような主人公を慕う可愛い妹、
部屋の中でも下着姿でうろつきともすれば誘惑してくる美人な姉、
クラスのアイドル的存在でデートに誘ってくるクラスメイト、
知的クールでいつも命令してくる美人な部活の先輩、

表紙やあらすじからして、主人公がそんな美少女たちからのハーレム状態で右往左往してお気楽に悩むのかと思いきや…
物語は想像以上に深刻な事態に陥っていくことになる

予想外にシリアスな展開に、一気に読まされた。
副題の「相対性」という言葉が、読み終わった後に、胸に確かに広がる物語。
人は、ただ一方的に想えばいいものではなく、互いに向き合うことで初めて関係が成り立つのだということを、改めて思い知らされる。
ライトノベルの枠をいささか超えているのではないかと思わされるほどの感情移入、顛末に向けての経過も、見事と言わざるを得ない。
こういった小説が存在するなら、ライトノベルというものに対しての見解を少々変えざるを得ないと思った。

上記の四人以外に、美少女がもうひとり、ストーリーに時たままぎれこむようにしてあらわれる。
異端な存在、主人公はぷりるんと呼び、本人も「ぷりるん。」としか言葉を口にしない。
しかしぷりるんはいつでもぷりるんであり、主人公が様々な人間関係に辟易し悩む中でも、ぷりるんとの距離は変わることがない。
そんなぷりるんの存在が、この物語の中で、確かな救いだった。
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3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一歩間違うと自己完結的でイタいことになる, 2009/8/13
By 
くまくま (東京都品川区) - レビューをすべて見る
(トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: ぷりるん。―特殊相対性幸福論序説 (一迅社文庫) (文庫)
 ぷりるん。何か全く分からない。あらすじを読んでも見当がつかない。決まった時刻に現れる妖怪だろうか、とも思った。しかし、本文を読めばすぐ分かる。
 ぷりるん。だが、未だに意味は分からない。

 複数の女性から好意を寄せられる高校生ユラキの心の動きを描いた作品なのだが、登場人物の言動はどれも極端で、中庸という言葉を知らない。遠くから見ている分には指を指して笑えるが、お近づきにはなりたくない感じの人たちだ。美人なのに。
 まあしかし、この極端さも、一般的な問題を考える上での極限を取っていると考えれば理解できなくはない。誰しも彼ら彼女らの様な要素は少なからず持っているわけであり、一般解はこれら特殊解の間にあると捉えられなくもない。

 再びタイトルに戻って、特殊相対性とは何だろう。単にゴロでつけただけの可能性も大いにあるが、ここは敢えて、何かこだわりがあると考えてみる。
 人の心は時間や距離が容易に変えてしまう。ある時点では相思相愛だった関係も、どちらかの気持ちが冷めれば、心の距離は開いていくだけだ。片方だけががむしゃらにがんばっても、一時は何とかなるかもしれないが、どうにもならない。そういう関係性が相対性なのだろう。
 では、何故に一般ではなく特殊なのか。登場人物たちが特殊だから、と解釈するのもありだが、ここは本家に敬意を表し、これらの関係性に何か不変なものがあるから、と解釈してみたい。そう思って見てみると、変わらないものが一つある。ぷりるんである。ぷりるんは徹頭徹尾、変わらない。その言動は常に一貫しているし、それを支えるものも揺るがない。ぷりるんが変わらずにいるからこそ、ユラキは他者との関係を定義できるのである。

 小学生には間違っても薦めない。中学生にも躊躇する。ただ、何か伝えたい想いは強く感じられる作品である。
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