ふろしきは、日本古来からのマイバックであり、様々な姿に変容できるアイテムですから、エコ・ブームの現在、もっと見直されてもよい商品だと思います。
ふろしきの利用法や包み方が実に沢山の例示とともに紹介されています。
創意工夫された包み方と図案は眺めていても飽きが来ませんし、奥の深い記述に驚かされました。和のテイストに溢れる1冊でした。正方形の布を使用しながら、嵩張らず美しさを感じさせる日本独特の風呂敷を最近あまり使用していませんが、改めてその美しさと利点に気付かされた本でした。
包み方にも日本の伝統文化を感じました。8ページの「すいか包み」などは実用性もありますし、12ページの2種類の「びん包み」などは、ラッピング以上のオシャレ感が漂います。それ以外に実に多様な包み方の図解が記載してありますので、練習すれば結構重宝な技術を得ることができると思いました。
基本的には2ページで1つの包み方が紹介してあります。一般的にそこまで知らなくても、という範囲まで書かれていますが、ふろしきの可能性を知る上では、このような書籍は大切になってくると思います。日本文化の良さを継承する上でも役に立つものですから。
内容は、暮らしに活躍するふろしき、四季のふろしき遊び(春夏秋冬)、ふろしきの基礎知識、などです。半分がカラーページ、残りがモノクロでした。全ページに写真やイラスト、図解が掲載してありますので、各包み方の方法を眺めているだけで感心してしまいます。素晴らしい技法の数々でした。