まだ歌謡曲ということばが建材だった昭和の時代、とてもシンプルだけど分かりやすい素敵な曲がたくさんあった。
日本人だからその良さが分かる…。
日本であればこそ口ずさみたくなる…。
そんな歌が聴けなくなって久しい。
日本の音楽界も売れることだけを頭に考えて作られた曲が氾濫しているようにも思える。
やたら横文字のタイトルや意味不明な英語の歌詞が入っていたりして、ノリのよさだけで売れている曲もあるのかも知れない。
そんな中で内田あやの歌は安心して聴くことができる。
何か、ふるさとに里帰りして、懐かしい我が家に帰ってきた時のようなほんわかとしたムードに包まれる。
日本のかつてあった姿がじわじわと変わり行く中で、彼女の歌だけは流行にとらわれることなく、いつまでも我々の耳に残っていくのだろう。
晴れた日曜の昼下がり、のんびりと青空を見ながら聴きたい一枚である。