主演ピーター・フォンダ、リンゼイ・ワグナー、監督ロバート・ワイズの72年製作の悲恋Drama。
ふとしたキッカケで出会った男女2人がマラケシュ〜カサブランカ〜パリと旅する内、恋に落ちるというある種Road Movieとも言える作品である。
観る者をおいおい泣かせてしまう劇的なLastではなく、静かなEndingが最近のこの手の作品とは違って、とても良いんだなぁ。
DVDの画質がイマイチなのがとても口惜しいが、旅情風景の美しさは一見の価値有ります。撮影は名匠アンリ・ドカエです。
特に、マラケシュ〜カサブランカへの列車での移動中に写される草原の風景がとてものどかで、こんな旅って良いなぁと思います。
2人の心の揺れ具合もこの旅情風景と同じように穏やかではあるが、右に左にと動いているのが観ていると良くわかります。
そういった心の微妙な機微をロバート・ワイズ監督は巧みな演出で表現しています。
デビッド・シャイアの70年代独特のScoreも物語の叙情を深めるのに実に効果的です。
ピーター・フォンダはこの作品を最後にB級Action路線にどっぷりと浸かります。
DVDに同封された解説では、Hollywoodの大作主義に馴染まなかったとの事ですが、
その哀しげな顔立ちは、Actionよりも今作の様な哀しいDramaに向いていると思います。
でもB級路線ではTop Starでしたし、Heroぶりも様になっていましたから、私のような彼のFanからすれば、文句はありません。
又、リンゼイ・ワグナーにとってTV女優として大きく花開く前の主演作品です。撮影当時23歳だったとは思えませんね。
この作品で唯一Gorgeousな雰囲気を醸し出しているのはリンゼイの顔立ちかもしれません。
★4.5個の価値ある★4個です。