現代社会とその中で暮らす人々が抱ええる闇を
繊細かつ濃密な文章で描く著者による連作短編集
ある女性小説家が刺された事件を起点として
それに関係する人々の諸相と、彼らが巻き込まれる事件を描きます。
クレーマー、ストーカー、盗聴
ネットでの悪質な書き込み、食品への異物混入・・・
個別に語られる事件はやがて
現代人の悪意・狂気を集約した巨大なタペストリーを浮かび上がらせる。
個人的なおススメは、
読んでいるうちに頭がクラクラしてくる『デジャヴュ』
そして、終章に当たる『フォリ・ア・ドゥ』
とりわけ終章のラストシーンは
まったくの第三者としてこの場にいたい!!!と思ってしまいました☆
スッキリした解決
道徳的に正しい物語を求めない方には
この上なくおススメの本書☆
時系列や人物関係が複雑なので
一度でキチンと理解したい方は図等を書いた方がよいと思いますが
個人的には繰り返し読むことを前提に楽しんでいただければ−と思います☆