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荒唐無稽なんだけど、“こんなこともあるかも”と思ってしまう。
読んだ後は、ちゃんと組み立てて完成したのに最後に部品が1コ残ってしまったプラモデルのよう。
エッ!?という驚きの後、ニヤッという笑いが残ります。
奇想コレクションの既刊の2冊にも心に沁みる短篇が収められていましたが
今回の短編集にはヒューゴ賞、ネビュラ賞、ローカス賞などの賞を独占した「熊が火を発見する」が収められています。
火をおこすことを憶えて冬眠しなくなった熊と、死期を待つ老女の言葉もかわすことのない短い遭遇の話ですが、簡潔で心に沁みる話で、
自分の拙い文章力では、この話のことをうまく表現できません。
合計で短篇が9編収められていますが、「熊が火を発見する」が素晴らしすぎて、
他がかすんでしまうようにさえ思えます。
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