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椅子が探しているのは、ある夏の日に家を出たまま戻らない、“イーダちゃん”という少女だった。直樹の連れてきた妹をイーダと勘違いした椅子は、「イーダが帰ってきた」と喜ぶ。
しかし、荒れ果てたその家に住んでいた少女は、もっと、ずっと前に家を出たはずなのだ。ほこりだらけの壁に掛けられたカレンダーには、数字の6の文字があった。
そんな時、直樹は、ふとしたきっかけで年の離れたお姉さん“律子”と知り合いになる。相談相手が出来た直樹は、さっそく律子に、あの不思議な家のことを話した。直樹は気づかなかった。律子は内心とても驚いたのを。
直樹の案内で不思議な家を訪れる律子。そうして数字の6の意味は分かった。散らばっていた謎がひとつ又ひとつと結び付いて、やがて一本に繋がっていく…。
あの夏の日、家を出た少女“イーダ”はもう戻ってこないのではないか? このことを椅子に告げるべきなのだろうか? 直樹は迷った末、事実を告げることを選ぶ。これですべてが終わった、と直樹は思った。しかしそうではなかったのである。
直樹のもとに届いた意外な人物からの手紙…。すべての謎が明らかになったとき…… …戦争の悲劇を「今」に語り継ぐ、児童文学史上に残る傑作である。
あの時、どうゆうふうにこの作品を見ていたのか思い出せませんが
確かにいい作品だったという事だけが頭に残っていました。
もう20年以上前の事だから内容も薄れていたので
初めて読むような気持ちでした。
読んでみると不思議な出来事や意外な展開があったりで
どういう結末に繋がるんだろう?と興味を惹かれますが
単に戦争を語るだけに留まらずもっと奥深いものを
感じさせられました。
不思議な椅子が登場しますが、それはこの物語の大きなテーマのように
思います。そして、現代に生きる私達に優しくメッセージを
投げかけている気がします。
特に子供さんを持つ方にお勧めしたいです。
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