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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
二人の四コマ漫画家の同人作家としての側面,
By レガリテート (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス) (コミック)
「せんせいになれません」の小坂俊史先生と「Good Morning ティーチャー」の重野なおき先生が同人誌で発表したショート作品集です。僕は小坂・重野両氏のギャグ作品が好きなので期待していましたが、すごくいい意味で裏切られました。 二人は普段商業誌ではギャグ四コマを中心に活動をしていますが、この同人作品集はギャグがまったくと言っていいほどありません。 むしろ普段の商業作品にはないような切なくなったり、ほのぼのしたり詩を読んでいるような感じで、違和感を感じられる人もいるとは思いますが、僕は四コマとは違った二人の魅力が見られてとても良かったです。
9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
二人の力の抜け方がイイ!,
By えすぱ (名古屋) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス) (コミック)
お二人の作品はよく拝見しているのですが、全く芸風の違う作品集です。普段は笑わせてもらっている二人の漫画ですが、この作品はクスッと笑うことはあるけど、むしろせつない気持ちになる漫画です。でもとてもさわやかな読後を保証します。 青春を過ごしてきた人には心のどこかに必ずひっかかる話が多く、二十代よりも三十代の人におすすめです。 同人誌に掲載された作品だそうで、一般誌よりも制限が少ないせいか、不必要に笑わせようとか、ページやコマ数もフリー。好きなように書いた、まさに自由に書かれた作品集です。それでも制限は少しあるのかな?? でも決していままでみてきた彼らのテイストは感じられ、ファンとしては楽しませてもらいました。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この作品しか知らない,
By 乱読家 (神奈川) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ふたりごと自由帳 (まんがタイムコミックス) (コミック)
あるいはこの作品を論じるだけの知識はないのかもしれない。この作者たちの作品は、この作品以外知らないからである。しかし、書かずにはいられない。この作品は良作である。作者は4コママンガで有名とのことであり、恐らくは絵柄に合ったユーモアマンガを描いているのだろうと想像する。しかし本作品は、ユーモアセンスは滲み出ているものの、商業的な配慮を捨てたであろうプリミティブな作品群となっている。初出は同人誌ということであるから、商業誌で描きこぼした世界観を表出するという意欲的な作品であるのだろう。 何気ない日常のありえそうな断片の数々。しかし、そこには、あらゆる感情が塗されて、抑制的な悲しみと喜びが少しだけ顔を見せている。これは人生のフラグメントだ。 絵柄が単純であるがゆえに、そこに描かれる世界は夾雑物を排除した、素直な人間の関係性が強調される。それはえてして即物的なサラリーマン生活をしている読者の心に、懐かしさと切なさを思い出させることが出来る。こういうのを、文学というのではないか、と思ったりする。読後感は最高であり、そしてそれに引きずられることなく、現実世界へと戻ることが出来る。こういう作品が多くの人に受け入れられるのであれば、まだまだ現代日本も捨てたものではないに違いない。
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