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ふたつの家のちえ子 (児童図書館・文学の部屋)
 
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ふたつの家のちえ子 (児童図書館・文学の部屋) [ハードカバー]

今村 葦子
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第2回(1986年) 坪田譲治文学賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

じいちゃんとばあちゃんと3人で暮していたちえ子。ある日,かあさんだという人がとつぜんあらわれて―。花まつり,おぼん,お正月,えんそく,サーカス。なつかしい詩情にみちた珠玉の作品。

登録情報

  • ハードカバー: 342ページ
  • 出版社: 評論社 (1986/05)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4566022005
  • ISBN-13: 978-4566022003
  • 発売日: 1986/05
  • 商品の寸法: 20.4 x 15.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
装丁などは大変地味なのですが、私の本棚の中でピカイチのお勧め本です。

おじいさん達と暮らす前半部分と、兄弟達と暮らすようになる後半部分からなるのですが、前半で甘えん坊だったちえ子が後半で少しずつきょうだい達とぎくしゃくしながらも、成長していく過程が心を打ちます。

特にちえ子が小学校にあがる準備をしているときに、ばあちゃんが荷物にそっと入れておいてくれた赤いランドセルを見たとき、ちえ子はこらえきれずに涙をぽたぽた流します。この場面はなんど読み返しても私も泣いてしまいます。

もう1つ好きな場面は、最初は怖いと思っていたおにいちゃんが、悪がきからちえ子を助けてくれたとき。ちえ子と一緒にぽわーんとあたたい気持ちになります。

おじいさんとおばあさんと一緒に暮らしているときの様子は、なんともほのぼのとしていて、そういえばウチのおじいちゃんも昔はこうだったなあとか。

読後感は満足!の一言に尽きます。ぜひご一読ください!!
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By そめ
形式:ハードカバー
祖母、祖父、母、父、兄弟たちの言葉、ひとつひとつが、宝石のようです。
何度でも読み返したい。一生置いておきたい。一家に一冊置いてほしい。
久々に素晴らしい児童書です。

子供に家族にぜひ読んでほしい。こんなにいい本は「リトル・トリー」以来です。
「ハリポタ」や「ダレンシャン」より、ずっといいよ!!!
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
作者は、1947年生まれ。
自らの体験のなかから生まれた創作だそうです。
児童文学の好きな大人には風景も登場人物も懐かしさに溢れていて、
幸せな過去の思い出だけを再現します。
しばし現実を忘れて、作品の世界に漬かっていたい気分に駆られました。

主人公は小学校入学を1年後に控えている、大人しいおばあちゃん子のちえ子。
家の中心的な存在で威張っている祖父、
決して声を荒げず、ゆっくりではあるが日々の生活や家事を律儀にこなしている祖母のもとで
ちえ子は幼稚園にいかないことも許され、穏やかに育ちます。

なぜ、ちえ子が祖父母の家で暮らしているのか本人も読者もわからないまま
花祭、盆花、サーカスなどのこれも懐かしいシーンを連ねて、静かな毎日が続きます。
父親の肺病による入院と育児で忙しい母親の元から、
祖父が見かねて、生後半年のちえ子だけ連れてきたことが、中盤で明かされます。

やがて、祖父が亡くなり、小学校入学を機にちえ子は山の上の家で、祖母と離れて、
小学校の先生をして一家を支える母とほか4人の兄弟と一緒に暮らすことになります。
父親は長期入院中の身。
母親がとにかくフル回転で“親”に徹してがんばります。
もらい湯や自転車やさん、児童数の少ない村の学校など
後半のお話もどこかに置き忘れてしまった昭和の記憶を手繰り寄せタイムスリップしてしまいます。

たぶん子供たちに手渡せば、読んで好意的な感想を聞かせてくれると思いますが、
大人の読者ほどの感動はないだろうなと思いました。
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