この本を読み終えてまず最初に思ったことが、
「武田早雲にダマされろ」という本に出てくる
「嫌いなこつやっとるほど、人生長くなか」という言葉。
これを具体的に目で見せてくれるのが、
10ミニッツという商品。
この本では、ふせんをつかって、面積で表現するという方法がとられる。
小学生のころ、夏休みなどの長期休みには、必ずといっていいほど、
生活サイクルを帯グラフや円グラフにして、その通りの生活を心がけようという
指導が学校からなされた。
乱暴に言うと、それと同じことなのだが、
絶対的にちがうことがある。
小学生の私には、時間は無限にあるものだったが、
45を過ぎた私には、時間は有限でしかも少ししかないということ。
そこで冒頭の「嫌いなこつやっとるほど、人生長くなか」という言葉が思い出されたのである。
また、この本には、主婦が10ミニッツを使うことに驚いたという著者の感想があるが、
忙しい主婦には、まさに10ミニッツはうってつけだろう。
そういう意味では、AFTERNOON TEAでの商品展開は目の付けどころがいいと思う。
正直言って、10ミニッツは、若いサラリーマン向きの商品だと思う。
しかし、10ミニッツ的なタイムマネジメントが本当に必要なのは、私みたいな中年や壮年世代ではないか。
残された時間をどう生きるか、それを一日一日にどう落とし込んでいくのか。
それを具体化するのに、10ミニッツは最適である。
10ミニッツは、使い方によって無限の可能性を秘めているように思う。
いずれは「10ミニッツ、私はこう使っています」的な本の出版もされるかもしれない。
わたしには、まだ「カタチ化」するアイデアがないので、出版されれば、ぜひ参考にしたいと思っている。