宮田珠己の旅行記はいつもすごく面白い。余計な力が抜けていて、変なモノを求めて、妙なことに感心している。
今回は、「ホンノンボ」という盆栽を求めてベトナムへ。日本でほとんど無名の「ホンノンボ」に関する本は無いに等しいらしい。だからこの本は、オンリーワンな超一級資料かもしれない。
宮田氏が惹かれるモノは「凹凸した地形」。ホンノンボはこの琴線に触れるらしい。水の上に岩で山を作り、木を植え、人や建物や動物のミニチュアを置くとホンノンボになる。好きなモノを追いかけている人は楽しそうだ。ミニチュアがかわいい。
なんの当てもなく、現地でいろいろ模索し、たくさんの人に出会う。ホンノンボ探しにつきあわされたタクシー運転手のトゥアン君は、すっかりハマッてしまったようだ。最初は興味なかったのに。「彼の人生を変えてしまったかも」と宮田氏は心配している。
ベトナムのニンビン、タムコック、バチャン。もの凄く行きたい。大量に売られているミニチュアを見て回りたい。