また再販が掛かり嬉しいところです。
普通原画集というと、鉛筆の黒線と青線と赤線(と緑線?)で表現されるものだが、この原画集はグレーに表現されています。
前書きで庵野監督の言うよう「14年前の作品なので(この原画集の初版は2004年)原画の散逸や生原画の保存状態もあり、やむなくコピーに修正を加えて収録したものもあります」というのは恐らくグレー原画のことでしょう。
たしかにグレーですが、かなり影線やハイライト線も拾っています。
庵野監督曰く「動画から先、撮影までは韓国という揺ぎ無い制作システムが決まっていました(中略)。原画の自由度は高かったです。なんのおとがめもなく1カットに平気で1000枚以上も使えたのは、未だにこの作品だけです。」うんぬん。
……え? 1カット1000枚?
普通のテレビアニメの20分で3000〜4000枚。多くて5000枚、とか京都アニメーションの人がスタッフコメンタリーで言っていたのを鑑みますと、「ナディア」は通常のテレビアニメではありえない制作形態だったのが窺えます。
その証拠とも言いましょうか…OPのグラタンなんか激しく動いているのが原画集に収録されていたりします。
最終話の感電エレクトラも収録しています。
こちらはタイムシートも収録です。
このタイムシート打ちは演出の重要な仕事なので部分的にでも収録されると嬉しいですね。
全体としてはノーチラス編の後半の原画が多く収録されていますかね。