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ふぉん・しいほるとの娘 上 (講談社文庫 よ 3-4)
 
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ふぉん・しいほるとの娘 上 (講談社文庫 よ 3-4) [文庫]

吉村 昭
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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第13回(1979年) 吉川英治文学賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

幕末の長崎で最新の西洋医学を教えて、神のごとく敬われたシーボルト。しかし彼は軍医として、鎖国のベールに閉ざされた日本の国情を探ることをオランダ政府から命じられていた。シーボルトは丸山遊廓の遊女・其扇を見初め、二人の間にお稲が生まれるが、その直後、日本地図の国外持ち出しなどの策謀が幕府の知るところとなり、厳しい詮議の末、シーボルトは追放されお稲は残される。吉川英治文学賞受賞作。 --このテキストは、 文庫 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 412ページ
  • 出版社: 講談社 (1981/10/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061317172
  • ISBN-13: 978-4061317178
  • 発売日: 1981/10/15
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 862,886位 (本のベストセラーを見る)
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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hfuka
形式:文庫
シーボルトというと、小学生の時の社会(歴史)の授業で、幕末の日本に西洋医学をもたらし、大変尊敬を集めた人という形で教えられることが多いと思いますが(少なくとも私はそうでした)、この本では、まず前半部分でシーボルトを、一歩引いた冷静かつ客観的立場からその人となりを描いていきます。長崎・出島でのオランダ商館員の生活、西洋医学の伝授を通じてなされるシーボルトと日本人弟子達の交流、江戸参府の折の国禁ものである(伊能忠敬作による)日本地図入手の経緯。そうした事柄が時代背景とともに、淡々とした筆致の中にも生き生きと描かれ、読者を幕末の世界へ力強く引き込んでいきます。中盤以降は、シーボルトと長崎の遊女であったお滝、そしてその二人の間に生まれたハーフの娘のお稲の生き様に重点が移ります。シーボルトが日本を追放された後に、自分は「あいのこ」であり、周りの日本人女性とは違う、というidentityを強く意識するお稲。そのidentityをエネルギーに、初めはオランダ語を、そして次には西洋医学(特に産科学)を学ぶことを志し、ついに日本人女性として初の産科医として活躍するまでになる。しかし、望まぬ娘を生み、父にも会えず、母は元遊女だったというばらばらな「家族」のありように、お稲は苦悩する。そして物語は静かに最後のクライマックスへ。いつしか時は移り、明治維新・文明開化の時代に。西洋の制度にならい、医師になるための国家試験が導入されるが、それに対してお稲は...そしてその娘のタダは...幕末から明治の激動の時代を一途に生きたお稲の生き様を核に、当時の世相や事件をふんだんに盛り込んだ、大河ドラマ(黒船来航、安政の大獄、桜田門外の変等も巧みに織り込まれていきます)。日本史の教科書の副読本にしたいくらい、素晴らしい作品に仕上がっています。丹念にかつ緻密に歴史的事実を掘り起こし、記録していく「吉村昭流記録文学」はここでも存分にその真価を発揮。文体もきわめて平易、明快でよどみなく、読者を飽きさせません。シーボルトにご興味のある方や、幕末・維新時代の日本の歴史にご興味ある方には大変お勧めです。文句なく5つ星としたいと思います。また、この本の時代を数十年遡った時代、「解体新書」の翻訳作業を通して、その翻訳者・出版者である前野良沢・杉田玄白の生き様を描いた「冬の鷹」もあわせてお読み下さいませ。
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10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
吉村昭の傑作 2008/11/29
形式:文庫
吉村昭の著作はあらゆる資料を丹念に調べ上げ,正確を期さなければ書かないという徹底した執筆態度で貫かれています。熱情を抑えつつ終始冷徹な筆致で統一されており,どの作品も読後感が非常に良いのが特徴です。この「ふぉん しいほるとの娘」は吉川英治文学賞を受賞しており,吉村文学の中で最も長い著作で,代表作の1つと言えるでしょう。

鎖国政策下の江戸時代末期にオランダ人医官として長崎に来日したシーボルト。鳴滝塾での西洋医学の伝授において功績は大きいが,オランダ政府から別の役割(日本の情勢研究)が課せられていたことはあまり知られていない。また,シーボルトの野心家の一面も描かれており,シーボールト事件の舞台裏まで詳細に描かれていて読者を飽きさせない。

物語は長崎丸山遊郭の遊女其扇(お滝),シーボルトとの間に生まれたお稲とその娘タダの三代の女性を軸に描かれ,幕末から明治に至る大きな時代変化や庶民の暮らし,長崎の風情を巧みに絡ませながら展開していく。

久しぶりに読み応えのある本に出会い(長い長い映画を見終り,程よく疲れたという感覚でしょうか),心から感動するという体験を味わえました。
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
江戸時代末期、長崎に日本国情調査の使命を帯びてやってきたフォン・シーボルトと遊女其扇との間に生まれた「お稲」。混血であるが故の苦難をシーボルトの弟子たちの暖かい支援と強い情熱で生き抜き、お稲は日本で始めての女医となる。

父シーボルトは、密かに日本の地図や禁制品を海外に持ち出そうとして国外追放されてしまう。厳しい境遇の元で信念を持って、産婦人科への道を歩んでいたお稲は、修行のために訪れた岡山で父の弟子に無理やり犯され、子供を身ごもってしまう。類まれな美貌と混血であるが故の差別と戦いながら、子供を育て、自らも産婦人科医として、宇和島藩の伊達候のもとで徐々に名声を築いていくが、、、。
鎖国時代に一箇所だけ海外に開かれた長崎の情景が目に浮かぶような描写力と、次々に襲ってくる悲劇に立ち向かう力強いお滝、お稲、そして娘のタダ。3代の女たちの生き様が時代の流れとともに迫ってくる名作。

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