★特徴★
ヤングキングアワーズで「惑星のさみだれ」を好評連載中の水上先生の短編集第2弾。短編集とは言いつつも、シリーズものが半分を占めているのが特徴の一つです。先生の他の連載作品と同様、「現代の話である」「神様・霊・妖怪・物の怪の類が多く出る」点はいつもの通り。世界観が程よくブレており、展開を予想させません。ポジティブな話が多く、読んだあとはちょっといい気持ちにさせてくれる作品ばかりです。個人的には表題作の「ぴよぴよ」がオススメ。
★よいと思った点★
上述の通り世界観がブッ飛んでいるのですが、話の帰着点が身近なところに設定されており、どの話も分かりやすくまとめられています。妖怪やよくわからない生き物が登場しますが、彼らを通してヒューマニズムを描くことで「誰にとっても変わらないもの」を表現している点はさすがの一言。マンガ読み経験上、最良の部類に入る短編集です。
★よくないと思った点★
一般的な漫画家の画力と比較するとやや落ちるかもしれません(個性としては完成していると思います)。展開が豊富な割に、設定がワンパターンになりつつある感じは受けます。まあ連載モードに入ったようなので関係ないんですが。