備長炭と、それに関連している名前の登場人物が、繰り広げる物語。
時は、昭和30年代頃の山村でしょうか?
けっしてモノには恵まれていない時代です。
その代わり、それを補って余りあるもので、満たされています。
どの下りも、誰もが誰もを想い遣り、それらが複雑に交錯します。
その交錯は、時には行き違いになる事もありますが、誠意は、廻り廻って必ず伝わります。
第1巻2巻に比べて、本第3巻は、完成度が高くなっていて、内容が練り上げられています。
主人公を始めとし、人の心の温かさに接する悦びを、味わう事が出来ます。
それでも、全巻を通しで読むと、より面白いですが。
本当にしみじみとしていて、ほうっとする読後感です。
大人も子供も、年齢性別を問わず、楽しめます。
親子で読む時は、大人が涙を流すと、恥ずかしい?ですよ。