ガラス瓶の、中味ではなく瓶に惹かれる心とはどんなものなのか、ビンマニアの心を具現したかのような夢ある空想ロマンチックな妄想に溢れる好著。写真もたくさん入っているので「この本に載ってるビンが欲しい!」か「写真を手に入れただけで満足」か、読了後のビンマニアをコレクター人生の分岐点に立たせる。(もちろん「こんな先輩についていけん」とあきれる人もあるだろう)それにしても透き通ったモノとはななぜこんなにも魅力的なのだろう。不揃いで粗悪で歪んでぎりぎりのところで形を保っているガラス瓶、大量生産の筈なのにひとつひとつ明らかに違っているガラス瓶とはなぜこんなにもひとの心を狂わせるのだろう?