部活動という集団生活の面を強調した3巻とは対象的に、健一と新キャラのレオケンを中心とした、人間関係の物語となった4巻
友情、性愛、家族関係、国籍問題…
単純な言葉では括れない様々な問題を取り入れつつも、この作品の今までの流れやイメージを壊さずに、綺麗に纏めています。
今までのキャラクター達の恋愛模様や人間関係を、コマの脇などで見せる気遣いに感動しつつ、本編もしっかり楽しませて頂きました。
様々な重いテーマや、価値観の多様化した現代社会の問題を扱い、それでいて読後に爽やかさを感じさせる青春ドラマにまとめあげる西さんのセンスには脱帽です。
絵は、もう当然の如く文句なしです。演出上の違いか、心なしか同時リリースのふわポリより綺麗に感じました。嗜好の差かな?
萩原屋好きの方なら、絶対に外しません。
個人的には、頬の染まった杏子ちゃんの方が、ベタベタに見える宝代カップルが嬉しかったです。
欲を言うと、智和とさやかちゃんにも、はっきり「最期までいってる」って確信出来るシーンが欲しかったなぁ…。
キャラ的に難しいところもあるし、空港のシーンで智和の成長ははっきり見えてはいたけれど…。
等など、まだまだ続いて欲しかった、終わってしまうのはあまりにも名残惜しい作品でした。もっと、せめて卒業までは見ていたかった。
星5です。楽しませて頂きました。