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ひゃくはち (集英社文庫)
 
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ひゃくはち (集英社文庫) [文庫]

早見 和真
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

新聞記者・青野雅人は、転勤先に一緒に行こうと恋人の佐知子を誘うが、二人は付き合い始める前から知り合っていたという事実を打ち明けられる。いったい何の話だ!? 混乱する雅人は、必死に記憶を辿る。思い出したくもない過去に行き当たる。野球に打ち込んでいた高校生の頃だ。「あの頃の友達はどうしてる?」と訊ねる佐知子。雅人の脳裏に否応なく封印したはずの過去が蘇る。神奈川の超名門高校の補欠部員として、必死にもがいていた3年間。甲子園に行きたい。そう誰よりも強く願い、一方でタバコ、飲み会、ナンパ、酒……。ごく普通の高校生としての楽しさも求めていた。8年前ぼくらに何があったのか? ぼくは佐知子とどこで出会っていたのか? ここに描かれるのは、人口に膾炙される「爽やか甲子園球児」ではない。108あるという「煩悩」を全開にして夢にすがり、破れ、一番大事なものに気づいていく補欠球児の姿を活写した物語である。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

地方への転勤辞令が出た青野雅人は、恋人の佐知子から意外なことを打ち明けられた。付き合い出すずっと前、高校生のときに二人は出会っていたという。彼は、甲子園の常連・京浜高校の補欠野球部員だった。記憶を辿るうち―野球漬けの毎日、試合の数々、楽しかった日々、いくつかの合コン、ある事件、そして訣別。封印したはずの過去が甦る。青春スポーツ小説に新風を注いだ渾身のデビュー作。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/6/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087467147
  • ISBN-13: 978-4087467147
  • 発売日: 2011/6/28
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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キッズレビュー
形式:単行本
補欠選手を主人公とし、現在と過去のシーンをバランス良く織り交ぜて、彼の友情、恋愛、家族関係を短い文章でテンポ良く描いている。友情・恋愛部分の展開や描写は若干平凡なものだが、野球の試合を描いた部分は読む者をうならせる。

「きれいな放物線を描く打球を見上げながら、僕はそのままベンチの背にもたれかかった。このとき、ある一点で打球と太陽が重なった。目が眩みそうになり思わず下と向く。瞬間、身体中の血が駆け巡った」(199頁)といった部分を読むと、著者の才能を感じる。また、主人公が相手チームのサインを見破るシーンは、読者を謎解きに誘い込む。

著者には今度スポーツ関係のノン・フィクションを書いてもらいたい。それにしても、甲子園球児に飲酒させたりタバコを吸わせたりと、それが普通の甲子園球児とは信じたくないが、高野連からクレームはなかったのだろうか(笑)。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
元高校球児が現在の彼女の告白から,
高校時代を振り返っていくストーリー.

一般入試から春の選抜出場をつかみ,
夏の甲子園を目指していく真摯な野球部員の心のうちが
よく描けていて読みごたえがある.
もう1人の一般入試部員との連帯感,同士感もぐっと来るものがある.
終盤に起きるイベントからの一連の流れでは
未熟な高校生らしい,しかし,真剣な想いの応酬が繰り広げられる.
このやりとりの重みは
高校時代にかけがえのないものを追いかけた人間でないと
本当の意味で共有することはできないかもしれない.

一方で,どうどうとタバコを吸って酒を飲み,
合コンに出かけては女をやり捨てていく高校球児にはどうにも感情移入できない.
そもそも話の発端となっている彼女との過去のいきさつも
「甲子園球児」というフィルターを外してみれば
ありふれた出来事でもったいぶるようなことでもない.
彼女の発する真剣そうに聞こえる言葉も
所詮は「合コンに行って初対面の相手とホテルに行くような女子高生」
というレッテルの前には白々しく聞こえてしまう.

これがリアルだとしても,もう少し小説らしい味付けをしてくれないと
生々しいだけで,逆にリアリティが感じられなくなってしまう.
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
年齢の壁 2008/11/16
By izou
形式:単行本
野球シーンは大変面白かったと思います。
人物の会話の羅列が多く誰がしゃべっているかわからない部分もあり、もうすこし文章で読ませるようにしてもよいのではと・・・私の好みですが。
まあ男子の薄っすい会話で雰囲気を出すにはこれでいいのかもしれません(笑)
酒タバコも20歳過ぎれば誰も気に掛けてくれなくなることなので、ポーズになるうちはまあ・・・。

後半以降の野球以外のトラブル?では、結婚して子どもを待ち望む私にとっては、彼らのそれぞれの考え方の食い違いを俯瞰することはできても感情移入は不可能に。
ノブのとった行動も高校生にしては試練なのですが「当然でしょう」としか思えず。
この年齢ならではの熱すぎる情熱と、純粋がきわまるが故の狭小な視野も、理解できるものの懐かしさで振り返ることができませんでした。うーん残念。

なんというか、映画「プラダを着た悪魔」を見たあとのような「若い人の爽やかさ」を眺めていたきもちとダブりました。
主人公の現在の設定年齢を上げて過去の出来事を彼の中でしっかり咀嚼できていれば、もう少し小説は深くなったのかな?
ラストの章は彼らは決してかけがえのないものを失ったわけでもないってことなんだと、納得はしてますが正直食い足りませんでした。
子どもができたらもう一度読んでみることにします。

ところで物語全般にわたって登場する佐知子さん。回想シーンや雅人の気持ちの揺れを調整する役回りなのでしょうが、彼女の存在する意味がもう一つ。
長身で目立つ容姿の女性なのでしょうが、それもあまり生かされることなく終わっちゃいました。いっそ、この女性の存在は無しでよかったのではないかな??
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投稿日: 9か月前 投稿者: tky
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投稿日: 11か月前 投稿者: やじー
映画を見て欲しいです
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投稿日: 2009/6/9 投稿者: 双子星
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投稿日: 2009/2/11 投稿者: taiper
文章は十分こなれていないが感動的
著者はじめての小説ということで、やはりこなれない部分は目立つが、野球部の高校生たちのリアルな生態は圧倒的で、その熱い思いにひきこまれる。
投稿日: 2009/1/18 投稿者: 小原一馬
人間の煩悩は108、野球のボールの縫い目も108
人間の煩悩の数・・・・108。
野球のボールの縫い目の数・・・・108。... 続きを読む
投稿日: 2008/11/11 投稿者: 夢追い虫
心に残っています
夏頃に読んだ本ですが、今も印象に残っています。その意味では今年一番かもしれません。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/20 投稿者: かなこ
本当に残念!
物語前半は、なかなか引き込まれる内容。野球の描写も素晴らしい。現在、過去の話の移り具合も個人的には好きです。しかし、後半は最悪・・・。物凄く稚拙な内容でした。主人... 続きを読む
投稿日: 2008/10/16 投稿者: 茨木の小さな巨人
最高でした
こんなに泣いた小説はありませんでした。
ひとつひとつのセリフや描写にリアリティーがあり、すぐさま引き込まれました。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/16 投稿者: たかぞうR
期待しすぎた
... 続きを読む
投稿日: 2008/9/2 投稿者: ヒュー
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