「この記録は文学でもなく、生き残った生徒の手記を集めて編纂した実録であり、氏名も日時も場所も正確を期した。肉親のかたがたには、娘や妹の面影をしのんでいただけたら幸いである。(まえがきより)」
この本は映画やドラマのような「感動秘話」は出てきません。
おぞましく、暗く、苦しく、救いもない・・悲惨な話が続きます。
首から上が吹き飛んで、遺体が真っ黒に見えるほどのハエがたかって、骨が露出して血まみれで苦しみながら・・・女子学生が次々に死にます。
これが現実です。
気が滅入る実話が続きます。
普段、「命のありがたみ、いきているだけで幸せ」、そういった感謝の気持ちもなく、不平をいいながらのうのうと生を享受している自分のなんと傲慢なことか!
今の平和な世の中は、尊い命の犠牲のうえに成り立っていることを、決して風化させてはいけない。
戦争・沖縄・憲法第九条
これらのキーワードに興味のある方はもちろん、関心のない方にこそ、一読を薦めたい。