『ひみつの陰陽師 2 ふたつ、不運な姫君は百花の陰に鬼を飼う』です。サブタイ長くて覚えられないよ。
前巻で色々とひみつを抱えた真澄と玲雅のお話第二巻です。
前の巻で良かったほんのりえろ風味なところと、覗き魔が覗く、という場面が無かったのは残念なのですが、その覗き魔がなんだかんだであれこれと便利に活躍したのは良いところでした。既存キャラでいうと、橘内侍が出番は少ないながらもきっちりとナイスなポジションを占めています。
新キャラの駒木も、まさかのようじょで、良かったです。貴輝もコミカルでありながら、妙にかっこよかったです。
惜しかったのは、蘇芳でしょうか。前巻のラストの展開自体にどうしても納得がいかないのですが、葛藤ぶりもしっくりこないし、玲雅の恋のライバルというには、ちょっと物足りなくあります。
ストーリーについては、途中の展開は複雑でよく理解できなかった部分はあるのですが、そんなの全部すっ飛ばして黒幕が簡単に分かってしまうのはいまひとつと感じました。最後の黒幕にしても、ちょっと反則気味というか、納得度は低いです。
なんか難点ばかり言ってしまいましたが、主役の真澄と玲雅に関しては良かったです。あまり目立たないかもしれませんが、きちんと関係の進展も描かれていますし。
全体として平安の濃厚な空気が第一巻に劣らず馨しかったのが良かったです。盛り込みすぎという部分も、幾分緩和されていたように思います。
評価、甘めですが★5