子どもには、毎日あきずに開いて見るような絵本が1冊必要だと思いますが、
多分大人にも(少なくとも自分にとっては)そういうものが是非とも身近に
あって欲しいと思っています。
大人が鑑賞するに耐える優れた絵本も(例えば酒井駒子さん)ありますし、
また「大人の絵本」と銘打ったものもあります。しかし、子どものように
ファンタジーの世界に住んでいるわけではない大人の (私)にとって絵本は、
いつでもその世界に滑り込んでいけるものではありません。
この「ひまわりさん」は、開けばファンタジーが自分の現実に流れこんできて、
何度も何度も繰り返し見たくなる、素敵な本です。
私にとっての「大人の絵本」たりえているその訳は、多くの方が言われて
いるようにこの作者の画力にあるのでしょう。線が非常に非常に美しいと
思います。また瞳の描き方を沢山持ってらして、いろんな感情が伝わって
きます。
例えば13話。よくある日常のようで、現実にはあり得ないエピソード
(いくら何でもモテ過ぎ)ですが、絵に説得力があるからこそ成り立って
いるのだと思います。・・・このモテ方を見て何故幸せな気持ちになるの
だろう。
また、この本の中の仮想空間に現実味を持たせるが如く、作中のひまわり書房
のブックカバーが出版社のブログからダウンロードできたり、2巻の帯の応募券
で、ひまわり書房から年賀状が届くサービスもあります。(12月7日までなので注意)