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ひねくれ一茶 (講談社文庫)
 
 

ひねくれ一茶 (講談社文庫) [文庫]

田辺 聖子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第27回(1993年) 吉川英治文学賞受賞

内容説明

小林一茶の人間像を確立した、感動の長編。今なお人々に親しまれている庶民派、小林一茶の実像は意外に知られていない。貧窮と自己矛盾の中で放浪しつつ、独自の世界を深めていった俳人を、描き切った傑作

登録情報

  • 文庫: 652ページ
  • 出版社: 講談社 (1995/9/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062630567
  • ISBN-13: 978-4062630566
  • 発売日: 1995/9/6
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 俳諧の大宗匠になることもなく、山国信濃の一農民として終わっていたかもしれない・・・。この長編を読了するころにはそんなことを感じつつ、田辺聖子さんの筆致には、一茶の声音まで聞こえてきそうな生き生きとした自然児の一茶を楽しみました。万年床で身なりに無頓着、句会の席では喜々と詠み上げる。この末席に連なるというとおこがましいのですが、せめて廊下で控えている下女ような、共にその空間をその空気を共有しているような心地よい錯覚もありました。メモ魔一茶のおかげで、田辺聖子さんが一茶の「ひねくれ」を丹念に解き明かした肩の凝らない傑作です。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By イサーン太郎 VINE™ メンバー
形式:文庫
一茶の生涯が文章と俳句のつづれ錦となって
描かれている。本書を読んで改めて一茶の俳句の
素晴らしさを知った。
とくに私が惹かれたのは数カ所の連句の座の描写
である。連句はどのような雰囲気でどのような過程
をたどって催されるのかを本書は教えてくれる。
なかでも楽しいのが上総富津の女流花嬌の対潮庵
での連句の会だ。
一茶を宗匠として花嬌の発句--かい曲り寝て見る
藤の咲きにけり--ではじまり、文東の挙げ句--
陶(とくり)の穴も霞たなびく--で終わる三十六句
の運びの描写は手に取るように、目前にするように
生き生きしている。

田辺聖子の文章の素晴らしさと知識の博さ深さ
にはいつものことながら舌を巻く。昔の女学校の
国文科出はすごい!

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
圧倒的な資料の読み込みと想像力とで一茶という一人の男の人生が
存分に描き出されています。

52歳まで、江戸でわびしい一人身をかこちながら、俳句を心の
支えにして生き、粘って粘って遺産を相続してからの52歳からの
故郷暮らし、妻を娶る喜び、子を持つうれしさ、子と妻をつぎつぎ
なくす一茶の中年晩年を描く目の温かさは田辺聖子のすばらしさです。

たくさんいた江戸の俳人のなかで、芭蕉、蕪村とともに江戸の三大俳人
に名が残る一茶が何を求め、何を考え、俳句を作っていたのか、
それに迫る秀逸の評伝です。
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