本書は全体を15章で構成しており、1〜7章まではデバッグのテクニックについて書いていますが、8章以降はデバッグとはあまり関係のない話に終始しています。具体的に書くと、12章(変数の命名則)、13章(関数の返り値はどうあるべきか)、14章(ポインタと参照の関係)など後半に進むにつれて、それを知ったところでデバッグが速くなるとは思えない話が続きます。
また、本書はWindows環境でVisual Studioを使用してC/C++でプログラミングすることを前提としているため、処理系に依存せず活用できるテクニックは2,3,4,6,7章くらいだと思います。
それはそれとして、手探りになりがちなデバッグの手法を書籍にまとめて公開していただいたおかげで、なるほどこうやってデバッグを楽にするのか、という参考にはなりました。そういうわけで、評価は星2つとさせていただきました。