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ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代
 
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ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代 [単行本]

武井 麻子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代 + 感情と看護―人とのかかわりを職業とすることの意味 (シリーズケアをひらく)
合計価格: ¥ 4,095

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“笑顔で対応の仕事”や“やさしい看護師”…、感情の演技を求められる仕事=感情労働で心が擦り切れないために。

内容(「MARC」データベースより)

その微笑が「偽りの自己」「ニセ者の私」をつくっている! “笑顔で応対の仕事”や“やさしい看護師”など、感情の演技を求められる仕事=感情労働で心が擦り切れないためのノウハウを紹介する一冊。

登録情報

  • 単行本: 248ページ
  • 出版社: 大和書房 (2006/12)
  • ISBN-10: 4479761489
  • ISBN-13: 978-4479761488
  • 発売日: 2006/12
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
看護は究極の「人」相手の仕事である。その看護師を教える立場にある人が、この本を書いた、それだけでも勇気づけられる。

患者に撃たれた医者もいるし、患者に刺された看護師もいる。なぜそんなにリスクを負うのか、それでも現場に立ち続ける人たちはどんな思いを持っているのか。

突飛な事例や、やや冗長な引用が少し気になるが、現場経験の少ない人が「感情労働」や「共感疲労」の理解を助けるためと思って目をつぶろう。その上で、この問題をふまえて、その解決策にまでコメントしているところが、「教育者」たる著者の立場を反映していると思えた。

好著。医療に携わる人たちや学生に最適。経験豊富な人、病院管理者や政策担当者にとっても、何が現場を苦しめているか、その対策としてどのようなものがあるかを知ることができる。

医療などの対人作業は、いい人がいなければ成り立たない。でも「いい人捜し」に没頭してしまい、「ふつうの人」や「少し間違えた人」を排除・退散する方策に走ってしまうと、結局「いい人」は一人も現場にいなくなる、そんな怖さも感じさせる。
このレビューは参考になりましたか?
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形式:単行本
 看護職は「白衣の天使」などと称される。しかし看護婦だって体調の波や恐怖感、嫌悪感がある。にもかかわらず、常に「やさしい愛のケア(TLC)」を求められてしまう。

 その人の感情にかかわらず、期待される振る舞いをしなければならない労働を「感情労働」という。例に挙げた看護職のほか、鉄道の係員や教員、ファストフードの店員など、「接客業」はたいてい感情労働である。その中でも看護職は、求められている「やさしさ」「明るさ」の分だけ「死に直面する恐怖」や「無惨な傷口への嫌悪感」など、自分の「本当の感情」を押し殺さなければならない、「究極の感情労働者」と言える。

 筆者は、看護教育に長く携わってきた経験から、看護職が直面する感情労働について、社会学等の論文も引いて論じ、感情労働の果てに燃え尽きてしまわないためにはどうすればよいかを、具体的な事例(たとえば「高齢の現役ドクターと知られるH医師」の時代遅れなコラムなど)を引用しながらわかりやすく記している。そして、現在の社会のあり方が感情労働を広範に求めていること、その表裏の関係として、たとえば駅員への暴力の増加や「泣けるドラマ」の流行があることを指摘する。

 本書は、仕事中に「これは本当の自分じゃない」という疑念を持ったことのある人びとにお奨めだ。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
ある新聞コラムで紹介されていた「感情労働」という耳新しい言葉から手にした一冊。

ここでいう感情労働とは、
「職務として表情や声や態度を演出することを求められる仕事」、
「職務上、感情のコントロ−ルが不可欠な職業」とされている。
つまり感情そのものにも、商品価値があるという考え方から、
肉体労働、頭脳労働につづく“第三の労働形態”として取り上げられている。

もともと70年代、米国の社会学者ホック・シ−ルドが、
航空会社の客室乗務員の労働と感情の結びつきに着目し提唱したとのこと。
本著では、次のような問題意識からアプロ−チし、
単に民間の対人サ−ビス業だけでなく、医療や福祉などの看護や介護、
さらには教員や公務員などその対象を幅広くとらえている。

 「職場では、私個人の感情より、職業人としてのあるべき感情が優先されることがしばしばです。
  それが新しい人間疎外を生み出しているともいわれている。
  現代は、物を生産したり加工したりする職業よりも、人すなわち顧客を相手とする職業についている
  人が多数を占めるようになってきました。そうした職業では、顧客のものにしろ自分のものにしろ、
  感情はつきものです。しかも、働き手はその感情をうまくコントロ−ルしなければなりません。(中略)
  現代社会における職業と心、とくに職業柄、自分の本当の感情を犠牲にして働かなければならない仕事に
  ついて、労働の感情的側面が、自己というものにどのような影響を及ぼしているのか、
  そして人間が働きながら疲れ果ててしまうのはなぜなのか、そのメカニズムに迫ってみたい。」

 タイトルである「ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか」の問いへの著者の答えは、こうである。
感情労働として「人間味のある応対」、「誠実ないい人」を強制され、偽りの自己を演じ続けると、
その代償として、本来の自分らしさが失われていくこととから、精神的な疲れが生じるのである。
そして、そこには、市場原理や経営効率という名のもとに進められている
「マクドナルド化」という言葉に象徴される雇用の不安定化に起因する背景があると指摘する。 

 では、私たち現代人が、生き生きとした感情を取り戻す手がかりをどう考えればよいのか。
その試みとして、「異和感に注目し、内省を深化させること」「人間らしく生きる哲学を見いだすこと」をあげ、
こう結んでいる。

 「従業員が自動車の部品のように取り扱われている職場が増えている現状では、
  個人の自助努力だけで人間らしさを失わないでいることは不可能です。
  企業だけでなく、医療や教育や福祉のまで利益優先の市場原理が侵食してきている現在、
  働くことの意味や人間らしく生きることについての哲学が、
  社会全体に問われているのではないでしょうか。」 

 今日顕在化している様々な社会的な病理現象を読み解く上で、貴重な手掛かりを提供してくれる。
大部でもなく、また難解でもないのだが、内容が内容だけに、読み通すだけで読み手が、どっと疲れてしまう、
つまり深く考えさせられる一冊である。
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最近のカスタマーレビュー
素晴らしい本です。
医療関係者ですが、大きくうなずきながら一気に読了しました。医療現場のナースやドクターの疲労と苦悩を中心に、医療現場以外の、国内外にわたる国、社会、家庭での深刻な人... 続きを読む
投稿日: 2010/2/28 投稿者: Jonah
「感情労働」問題に取り組む時期がやってきたようです。
本書で取り組まれているテーマ、「感情労働」という話題性のあるキーワードに惹かれ、そのコンテンツを理解したいために読んでみました。... 続きを読む
投稿日: 2007/11/26 投稿者: happybear0823
読みやすい本です。
良いところだけをみれば 良い本です。読みやすく わかりやすい本です。

余計なことも多いのですが、... 続きを読む
投稿日: 2007/10/9 投稿者: 読者の一人
「感情労働」をつまみ食いするための本
自身の経験や考えに基づいて書かれた本と、そうでない本がある。本書は多くのリサーチ活動に基づいている点では後者に属するものである。「感情労働」に関して活動をし、ある... 続きを読む
投稿日: 2007/9/25 投稿者: Pray
急変の意味を知らなかった?
著者略歴をネットなどでみるに、臨床は精神科・メンタルヘルスのみで、しかも臨床経験自体浅い方と見受けた。本書でも急変の意味を知らなかったなど、驚きの人である。続きを読む
投稿日: 2007/8/1 投稿者: パラス
看護の立場から見ても...
筆者の看護職としての経験の浅さというか、考えの浅薄さが気になった。私は看護師として臨床で10年余り働いてきた。もちろん、患者や家族からの暴力や人を人とも思わない振... 続きを読む
投稿日: 2007/5/14 投稿者: くろ
イイ本なのだが
この本は、看護労働を中心に、本人の感情とはずれた感情を一律に提供しなければならなかったり、本人が感情を抑えて無感情にふるまいながらサービスを提供しなければならなか... 続きを読む
投稿日: 2007/1/29 投稿者: さとうまち
分析でも対処法でもなく、エッセイ
ひと相手の仕事(感情労働)がなぜ疲れるのか、分析しているわけでも、その対処法を論じている本でもありません。... 続きを読む
投稿日: 2007/1/7 投稿者: izagon
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