この本を1冊だけ見れば、無難な構成に見える。内容そのものは操作画面に数字を振った上で、わかりやすい操作手順で説明している。しかし、「ひと目でわかるWindows 7ビジネス編」側も併せて見ると不可思議な構成となっている。本書はホーム編であるが、対象がHome PremiumとUltimateだ。Home Premiumがホーム編であるのはわかるが、Ultimateを強引にホーム編に収録していると思えてならない。読者がUltimateを使用している場合、ビジネス編とホーム編のどちらを購入すべきか悩んでしまう。どちらを買っても、内容は同じ表現・同じ画面でダブる部分がかなりある。結局、2冊とも買ってしまう可能性が出てくる。企業として収益を上げるのは当然であるが、重複部分が多い本を2種類にして販売するのはいかがなものだろうか?嫌味な商売と思えてならない。
さらにStarterの扱いはどうする?といった疑問まで出てくる。強引にUltimateをホーム編で扱うぐらいなら、Home PremiumとStarterの組み合わせでホーム編を執筆したうえで、足りない部分はビジネス編としてあげるなど、良心的な出版方法もあったはずである。同じ内容の章がビジネス編では、ホーム編とは異なった順番で前後するため、両方を所有していても読みにくい構成となっている。