「ものは捨てない、残さない」という徹底ぶりには、著者の食材へ対する敬意と慈しみが満ちている。また、「いか肝スパゲティー」「佃煮の使い方」など創意工夫に満ちた食生活は、飽食の現代人に多大なる示唆を与えてくれるだろう。
夕食作りは5分、1杯15円、10分漬け、などで食費がひと月9000円。1日3食すべて自炊して、調理時間はしめて65分。本人いわく「料理とは限られた時間との折り合いのつけ方」。芸術的な段取りのよさは拝みたくなるほどだ。それでいて、読んでいるだけでも食欲がそそられる食事ができあがってしまうのだから、頭と食材は使いようである。魚柄仁之助の料理写真集『楽膳のすゝめ』、『魚柄仁之助のもてなし楽膳』もある。(松本肇子)
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高価な鍋や蒸し器やなんかをわざわざ買わなくても、ちょっとの工夫で
いつもの鍋でなんとかなってしまう。その発想がまず面白い。
つぎに、この本の文章は本当に読みやすいということ。
おっちゃんぽいうんちくが面白くって(でも説得力があるので)するする
読めてしまってエッセイを読んでいるような感もある。
読んでいてつくづく感心するのが著者の栄養学の知識の深さ。
環境問題や栄養学に関してかなり正確な知識に基づいて書かれていると思う。
本の構成もいい。無駄がない本です。お勧めしますv
また、お弁当は苦手だったけれど、これを読んでから、毎日作れるようになりました。料理作りは苦手・得意ではなく、根性があるかないか、工夫ができるかできないか、ということを知りました。
炊飯器セット時に「卵」を米にさしておいたら、炊き上がる頃にはユデ卵もできる。ソウメンをゆでるときには、一緒に野菜もゆでちゃう。そんな工夫が、独特の語り口で紹介されています。ちょっと厚めの本だけど、ウォッカ・ジンちゃんの一冊買うならこの本だと思います。
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