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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
有益な実用書,
By 東野蔵人 (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (単行本)
1ヶ月に100冊読むということは1日あたり3冊。1日あたり読書に使える時間は、彼が文筆家であることを考慮してもせいぜい6時間が限度だろうから、その計算で行くと1冊あ たり2時間で読んでいることになる。240ページの本であれば、1回通読するだけで、1 ページあたり30秒で読まなければならない。読書時間が1冊1時間なら、1ページを 15秒で読み進む計算になる。 しかしもちろん著者はただ速く読んでいるわけではないし、速く読むことそのものを 的をはっきりさせよ、と言っているのだ。そしてその自らが決めた目的を拡張してはな 書名に抵抗を覚え、いったんは買うのを躊躇したが、実際手にとって見ると実用書と 知ることができたのは事実である。「誰でも知っていることを書いている」などと批判し
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「読む」ということの意味,
By カスタマー
レビュー対象商品: ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (単行本)
タイトルはいささか挑発的なものにしたのかもしれません。百冊を「読む」といってもそれは読破するというニュアンスではなく、ましてや速読法でもない。本の最初の頁から最後の頁まで読むことを「読む」とする考えをまず変えること。ここに「百冊読む」ということの真意があると思います。また、本を読み、取材をすることで手に入れた情報を一カ所にまとめておくという方法も著者の極意です。しかもその場所は一冊の手帳。たいへん合理的だと思います。 ただ本書にしても、個人の経験に基づくノウハウ本。人それぞれに向き不向きがあるでしょうし、世にさまざまのノウハウ本が出回っているので、これもその一つという姿勢で読んだ方がいいのかもしれません。
21 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
書くための読書術,
By eternal_glory (茨城県つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法 (PHP文庫) (文庫)
何かを書く、表現することを前提とした読書をはじめとする情報の獲得術、整理法を説いた本である。表現するのと読むのは、あくまでもセットであり、どちらか一方の技術が知りたくて読む本ではない。だらか、タイトルは「一月に300枚書くために、100冊読む方法」と読み替えた方が分かり易い。
多くの貴重な技術が書かれている。例えば、読書に際してはポイントを絞り、それを厳格に守りながら読むこと。そして将来の表現に向けて、必要な点を抜書きすること。この抜書きには「手書き」を薦めている。この抜書きを本書を読んで以来実行しているが、面白い技術である。不思議なほど、読むのとは異なる頭の動き方をするのだ。多くの人が学生時代の試験勉強でも書いて覚えただろう。あれは意味があったのだと実感するほどに、文章が頭に入る。このように一つ一つは細かい工夫だが、長い時間をかけた工夫の積み重ねの上に彼の能力が成り立つことを実感した。 しかし、最も大事なのは表現することを強烈に認識することだ。しかもテーマは編集者など他人から与えられるものだという。この点は、ごく普通の人にとって真似のできないことだ。しかし、テーマを持ちそれを常に認識することが核心と感じた。だから、彼のように300枚書くには、表現するテーマを個人で多く発明する必要があるのか? まあ、それは難しいとしても、自身のテーマを探しつつ、表現する必要性を見付けないと書く能力向上は難しいと気付いたことが、私にとっては最も意義のあることだった。 沢山書くこと、読むことに憧れる(コンプレックスを持つ?)人には、様々に考えることが多い良書である。私も何度も読み返しながら、考えが深まっている。
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