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ひとを愛することができない―マイナスのナルシスの告白 (角川文庫)
 
 

ひとを愛することができない―マイナスのナルシスの告白 (角川文庫) [文庫]

中島 義道
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

人を愛することの困難。愛という名の暴力と対峙するための哲学エッセイ集。
果たして、ほんとうの愛とは何なのだろう? 愛に不可欠の条件、愛という名の暴力や支配、掟と対峙し、さらには自己愛の牢獄から抜け出すために。闘う哲学者の体験的「愛」の哲学!

内容(「BOOK」データベースより)

ひとを愛するとは、いったいどういうことなのだろう?ひとを愛することは当然であり、それができない者はまるで怪物のように忌み嫌われる現代にあって、ひとを自然に愛せない者はいかにして生きればいいのか?愛する能力が絶望的に欠けていた父と、それでも夫から愛されることを望みつづけた母との確執を間近に見ながら、身を削られるような劣等感と病的な自己愛と格闘しつづけた著者が辿り着いた凄絶なる「愛」の哲学。

登録情報

  • 文庫: 215ページ
  • 出版社: 角川書店 (2007/02)
  • ISBN-10: 4043496052
  • ISBN-13: 978-4043496051
  • 発売日: 2007/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ここまで苛烈に心の襞を曝さずにおれなかったものは一体何だったのか。残酷なまでに愛する能力が絶望的に欠けていた父親と、その男から愛されることを貪婪に求め、しかし愛されない女のすさまじい執念を放ち続けた母親に対する復讐なのか。信頼関係すら崩れ去った妻子への嫌悪なのか。強烈な自己愛にがんじがらめになっていて、他人を自然に愛することのできない自分自身へ向けた徹底した憎悪なのか。自然主義文学の迫力を上回る激烈な告白。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By USC VINE™ メンバー
形式:文庫
 過去、紀伊國屋書店から出版された物を文庫化したものです。(加筆されていますけど)人を愛することが出来ない。素朴な疑問から出発して、愛とは何かを考察します。愛とはフェリア、アガペー、エロスに分類され、そこから愛は進んで人格を相手に譲り渡すと言うところまで行きます。確かに人を愛するとその人しか目に入らなくなります。そこを鋭く分析する中島さんには敬服します。それに愛故に何でもしてしまう恐ろしさを孕んでいることを指摘しています。愛を美化することなく、これこそ愛という物を本当に考察した素晴らしい文庫だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 悠里
形式:文庫
私は中島氏にシンパシーを感じてしまうタイプですね。
なので、中島氏に最終的に捨てられるタイプということになりますが。

私も愛が分かりません。
むしろ、家族制度で決められれた婚姻制度なら納得できますが。
今現在のように恋愛至上主義社会ではなければ、親の介護のためという名目で、婚姻が勧められてもおかしくはないと思いました。
そうすれば、もっと30代、40代など高齢結婚もありえますし、介護問題も解決されるのではないかと考えました。
(女性からは「介護婚なんてやだ」って避けられる事は必至にしてもです。女性も食べていかなければ死んでしまいますから)
特別に愛して欲しいとも思わない私のような人間に必要な物は実用的な好意です。
まあ、なんとなく他の女性よりもひかれるものがあるし、家を任せられるな、程度でいいんです。
それが愛を求めることだとするなら、私はこの本を本当には理解できなかったのだと思います。

愛することや愛されることの従属関係や、信じることの客観性の欠如についてはとても納得がいきました。
うかつに言葉にしてはいけない言葉達だと思いました。

読んで良かったです。
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