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ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)
 
 

ひとを“嫌う”ということ (角川文庫) [文庫]

中島 義道
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   誰かを嫌いになること、誰かから嫌われることは、つらく、不快で、いけないことだと考えがちである。著者はそんな「常識」に疑問を投げかけ、日常的に人を嫌いになるということは、好きになることと同様にごく自然であり、「嫌い」としっかりと向き合うことが人生を豊かにしてくれると説く。

   著者は、東大人文科学大学院、ウィーン大学哲学科を修了した哲学博士であり、ドイツ哲学、時間論、自我論が専攻の電気通信大学教授である。本書の土台となっているのは、著者自身が「これまでの長い人生において、むやみやたらに他人を嫌うことがあり」、妻と息子からは「ある日を境に激しく嫌われるハメに陥った」という切実な現実である。

   本書では、「嫌い」を引き起こす原因として、相手が自分の期待にこたえてくれないこと、嫉妬、軽蔑、無関心、生理的な拒絶など、8つを挙げて解説している。著者自身も書きながら「私が嫌っている膨大な人々の顔が眼の前にブンブン蝿のように登場し、その迫力に押しつぶされそう」だったと「あとがき」で述べているが、読む方も、自分が今までに嫌ってきた人、嫌われてしまった体験などを次々と思い出し、その原因に改めて納得したり、せっかく忘れていたのに今さらまた思い出してしまったことへの不快感にさいなまれるかもしれない。しかし、「嫌い、嫌われる」という苦しい関係は、一面では「自分を反省させてくれ、警告を与えてくれ、まことに有益」と指摘されると、確かにそうだと溜飲が下がる。自分が誰をも嫌わず、誰からも嫌われずには生きてはいないという事実に、少なからず罪悪感を抱いている人は、一読してみてはどうだろう。(加藤亜沙) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介

ひとから嫌われたくない私。すべてのひとを好きになれない私。

あなたに嫌いな人がいて、またあなたを嫌っている人がいることは自然なこと。こういう夥しい「嫌い」を受け止めさらに味付けとして、豊かな人生を送るための処方を明らかにした画期的な1冊。


登録情報

  • 文庫: 238ページ
  • 出版社: 角川書店 (2003/08)
  • ISBN-10: 4043496028
  • ISBN-13: 978-4043496020
  • 発売日: 2003/08
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (29件のカスタマーレビュー)
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66 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
人に嫌われるようなことをしなければ、人から嫌われることはないのだと・・・

かくもおめでたくも幼稚な私の目から、うろこを全部剥ぎ落とし「嫌い」の正体を一から手ほどきしてくれたバイブル的一冊。

「嫌い」は相手の主観および好みに支配されるという、この極めてシンプルな(シンプルなだけに嫌われている当人はもはや手の下し様がないという)構造を知り、

当時身に覚えのない・・・こう言うこと自体そもそも嫌ってくれといわんばかりの傲慢さと無自覚で自分でも恥ずかしくなりますが・・・嫌われ方で心身症すれすれまでいっていた状況を救われました。

本当に本好きでよかったと実感した一冊でもあります。

「私の嫌いな10の人びと」のルーツをなす作品です。

こちらから中島さんにはいられた方にぜひ一読をおすすめします。
このレビューは参考になりましたか?
35 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
目からウロコ 2004/6/23
By niee
形式:文庫
古本屋で手に入れたのですが、拾い物でした。
嫌いの分類、段階、なるほどな~と感心しました。
ある人物がなぜ嫌いか、何が嫌いのなのか、それを自分の中に問う行為は、有益であると思います。
それによって、自分が何が許せないのか厭うのかが見えてくる気がします。

そして、すべての他人をなんらかの点において、軽蔑したり嫌ったりしてしまう、というのも紛れもない真実なのだと思います。
自分がそう思っているのだから、他人からも思われているということを
自覚し、「嫌い」という感情を避けるのではなく、受け入れて生きていくことが大事なんですね。

このレビューは参考になりましたか?
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
嫌いの理由 2005/12/14
By muiku
形式:文庫
妻子に嫌われ、異国で別居生活中の著者がひとを嫌うという感情に興味を持ち、言及した本です。

嫌いな理由を理解できている人は少ないのではないでしょうか。この本では嫌いという感情の原因を分類し、解説しています。よくよく考えてみると他愛のないことで嫌いになっているものです。どうして相手を嫌いなのか理解することは精神安定上とても大切でしょう。極論が過ぎたり、著者の個人的な意見が入っている部分はありますが、非常に勉強になります。
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題名からは自己啓発の類の本を想像してしまいますが、そうではありません。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: パパ
非常に心に響いた
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最後に嫌いが人生を豊かにすると。... 続きを読む
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スピリチュアルよりは入ってくる
「魂の成長」「人はこの世で修業している」「人はすべて鏡である」などという考え方はある程度自分を納得させることに成功していた。... 続きを読む
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伝えていることが中途半端
嫌いの原因をあれこれ論じてはいますが、結局のところ著者自身の誰彼かまわず人を嫌いになってしまうという性質を... 続きを読む
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個人的発想かな
人を嫌いになる過程、嫌いになる理由など書かれていて、なるほどなるほどと頷くことも多かった。... 続きを読む
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多くの人に読んで貰いたい。
嫌う行為の肯定本です。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/21 投稿者: ミチロウ
ハート
ほんとに人が嫌いなんだと感じました 笑

でも独りは嫌... 続きを読む
投稿日: 2008/12/7 投稿者: 朴念仁
嫌うということは?
タイトルに惹かれて買いました。読み進めていくと、嫌いになる理由がこれでもかこれでもかと、たくさん出てきます。... 続きを読む
投稿日: 2008/5/15 投稿者: seiji
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