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ひとり日和 (河出文庫)
 
 

ひとり日和 (河出文庫) [文庫]

青山 七恵
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第136回(平成18年度下半期) 芥川賞受賞

内容紹介

20歳の知寿が居候することになったのは、71歳の吟子さんの家。奇妙な同居生活の中、知寿はキオスクで働き、恋をし、吟子さんの恋にあてられ、成長していく。選考委員絶賛の第136回芥川賞受賞作!

登録情報

  • 文庫: 205ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2010/3/5)
  • ISBN-10: 4309410065
  • ISBN-13: 978-4309410067
  • 発売日: 2010/3/5
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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79 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 猫村しず VINE™ メンバー
形式:単行本
読後感としてまず思うのは、いかにも芥川賞の選考委員たちが絶賛しそうな作品だ、ということ。

平凡な日常を、鋭い感性で切り取り、卓越した表現力で生き生きと描き出している、からだ。

感性と表現力については、確かに絶賛したい。

才能のきらめきにあふれた、優れて文学的な作家である。

しかし、その作品を通して伝わってくるものといえば、だるく生きている主人公の、だるい日常だけなのだ。

主人公の心を満たす、殺伐としたつまらなさ。

周囲の世界は、彼女にとって実体を持ったものとして迫ってはこず、まるで影絵のようにうっすらとのみ存在している。

このような優れた作家が、このようなつまらない内容しか書き得ず、それをみんなで絶賛して喜んでいる、今の日本の文学の世界とは、いったい何であるのか。

心の奥底が冷え冷えとしてくるような、暗澹とした思いが残った。
このレビューは参考になりましたか?
44 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Justin
形式:単行本
ここ数年の受賞作のなかにも、たびたび同じ空気を感じることがある。

「時代が持つ閉塞感とか気だるさ」・・・

多くの人が手を変え品を変え、小説の題材にしているようだ。

たとえば、それを若い言葉で綴ると綿谷りさのようになり、

成熟した表現で綴るとこのようになるのかと思った。

その意味では24歳という年齢にしては、非常に成熟した文章を書く人だと思った。

ただ、面白く読めるのだけれど、あとに何も残らない。

何でもそうだと思うけれど、何かを追究している人の話には説得力がある。

だから、それが自分にはわからない世界のことであっても、いつの間にか聞き入っている。

あとに残るのは専門知識ではないけれど、その専門知識というフィルターを通して

語り手の熱意とか姿勢が伝わってきて胸が熱くなる。

この作品自体にはそういうものは感じられなかった。

しかし、要所要所にさまざまな気配が込められていて、言葉にせずに読む者を納得させる

説得力は強く感じた。そう考えると、平凡な題材をよくここまで・・・とも思えてくる。

賞というのは時代を反映するものだと思うし“今後”に期待して贈るものでもあると思うから

これからこの人がどんな作品を書いていくのかちょっと興味がある。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2007年に第136回芥川賞を受賞した作品(らしい)。

カバーのデザイン・イラストから、著者の“瑞々しい透明感”を伝えようとしているのがわかる。

20歳の知寿は、自分を表現するのが苦手な、
今の時代にいかにもいそうな、そして今の時代の作家がいかにも書きそうな女の子。
一言で言えば、その視点は冷めているし、
それが著者の実体験してきた視点でもあるのだろう。

その知寿が一緒に暮らすことになった吟子は、
つつましやかで落ち着いた女性だが、同年代の男性と恋愛(のようなもの)をしたりもしている。
よくあるパターンでは、この吟子が知寿に対して人生の羅針盤のような役割を果たしたり、
何か標のようなものを与えたりするのだが、
本書ではそんな能動的なアクションは起こさない。

二人はただ一緒に住み、
その暮らしの中で知寿は少しずつ変わり、外に向かい始める。
(70歳の吟子には、ほぼ変化は起きない)

正直、どこが面白いのか、どこを感じ取ってあげればよかったのか、
分からなかった。

著者の“感性”で勝負する類の作品だと思うのだが、
本書においてはものすごい才能は(残念ながら)感じなかったし、
どうも「普通よりもちょっと文章の上手い、普通の子」という印象を超えない。

まあ、確かに(近年の)“芥川賞っぽい”作品では、ある。
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投稿日: 5か月前 投稿者: sea4musu
日々のくり返しがもたらす、わずかな変化
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投稿日: 12か月前 投稿者: 諷太
不安定な心象風景が巧に描かれているようでした
 芥川賞選評で珍しく石原慎太郎氏が評価していたので興味がわきました。
特に女性の作品に対しては厳しい意見が多いようでもありましたから。... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 紫陽花
短編のほうが良かった
受賞した「ひとり日和」より「出発」のほうが良かった
ひとり日和は読んでて不快な場面もあって読後感が... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: フリージア63
予感めいたもの。
「20歳の知寿と71歳の吟子さんが暮らした春夏秋冬」

帯のシンプルな言葉に惹かれて。
本屋で偶然手に取った一冊は。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 屋根上のねこ
「出発」が面白い
会社の女性が言っていた。朝、満員電車の埼京線で新宿駅に到着したら、新宿西口ロータリーの喫煙所でタバコを1本吸ってから出勤するんです...と。私は、それを聞いたとき... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: liaison0125
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