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ひとりぼっちのジョージ―最後のガラパゴスゾウガメからの伝言
 
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ひとりぼっちのジョージ―最後のガラパゴスゾウガメからの伝言 [単行本]

ヘンリー ニコルズ , Henry Nicholls , 佐藤 桂
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

南アメリカの西、およそ1000キロ沖に位置するガラパゴス諸島。ながらく人の手が入ることのなかったこの楽園は、島ごとに独自の進化をとげた特異な動物相・植物相に溢れ、ダーウィンが進化論を着想するきっかけとなった。そんなガラパゴスの特徴的な動物の一つがゾウガメだ。だが、近海で操業する捕鯨船に数世紀にわたって食糧として乱獲され、ゾウガメは激減する。なかでもピンタ島では、20世紀初頭に標本にされた数頭を最後に、姿を消したと思われていた。しかし、1971年、偶然一頭のオスが発見される。保護されたそのゾウガメは、その孤独な身の上と世捨て人を思わせる風情から、「ロンサム(ひとりぼっちの)・ジョージ」と呼ばれるようになった。以来、ジョージは現在にいたるまでガラパゴスの観光の目玉、自然保護のシンボルとして、世界じゅうの人々に愛されている。だが、ジョージの来し方を辿り、生物学的特徴を検証すると、彼の驚くべき真実が明らかになる…。歴史とDNAに刻まれた「過去」から、最先端の生物学によって創造される「未来」まで、そして、小さな島の生態系から世界的な環境問題まで、一頭のゾウガメをめぐって自在なスケールで語られる人と自然の物語。

内容(「MARC」データベースより)

ただ1頭だけ生き残ったゾウガメ「ロンサム・ジョージ」。天涯孤独な彼の驚くべき来し方、そして最新科学からわかる彼の未来とは? ガラパゴス諸島の生態系から世界的な環境問題まで、1頭のゾウガメをめぐる人と自然の物語。

登録情報

  • 単行本: 298ページ
  • 出版社: 早川書房 (2007/04)
  • ISBN-10: 4152088109
  • ISBN-13: 978-4152088109
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 226,014位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 ――ジョージって誰だ?

 【ロンサム・ジョージのプロフィール】
  ・出身はガラパゴス諸島のビンタ島。
  ・体重88kg、甲羅の長さ102cm。
  ・推定で80歳代。人間で言えば壮年にあたる。
  ・草食。低木やサボテンの葉をかじるため首が長く、
   前方のへりがめくれあがる鞍型の甲羅を持っている。
  ・近縁種のメスのカメにまったく興味を示さず、
   性的不能ではないかと疑われている。
  ・『ゴルゴ13』に登場し、暗殺者に命を狙われた。
  ・実際に、ガラパゴス諸島近海のナマコ漁のいざこざ
   をめぐり、殺してやると脅された。

            (本書帯封より引用)

 ふむふむ。

 ダーウィンが進化論を組み立てるきっかけとなったのは、ガラパゴス諸島での短い体験だったといわれています。
 「諸島」であるにも関わらず、島によって全く違う生態系、近縁種なのに一つとして同じものが重なっていない独立性。
 そうしたもののなかから「生物は環境に適応して進化するのではないか」という仮説が生まれてきたといわれていますが、このジョージは、ガラパゴスゾウガメの一種。

 ゾウガメは食糧になり、なかなかに美味であるため(食べたことないけど、そうらしい。確かに日本でもすっぽんを食べるよね)、昔から捕鯨船や海賊の食料として、ガラパゴスでは乱獲されてきたのだそうです。
 結果として、ゾウガメは一時期絶滅寸前になり、ビンタ島では20世紀初頭に絶滅したと思われていたものの、1971年に最後の一頭が発見される・・・

 それが、ひとりぼっちのジョージ。
 ダーウィン研究所ではさっそくジョージを保護して、なんとか子孫を残そうとあの手この手を使います。この本では、その経緯や、ゾウガメ、絶滅危惧種をめぐる社会問題などが簡潔かつ具体的な事例でまとめられていて、読んでいて飽きないし、この分野で努力している人の姿がよく分かります。

 まあ、ガラパゴスに行きたくなるのは間違いない。
 お勧めです。
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形式:単行本
 ガラパゴスゾウガメの一亜種、そのたった一頭の生き残りである「ジョージ」をめぐる物語。カメのことよりもむしろ、カメ一頭に血道をあげる人びとや、自然保護活動において無視される島の住民たちの生活の方が気になって仕方がなかった。単なるゾウガメ賛美の書と受け取るか、それとも自然保護とは本当は何なのかについて考え始めるきっかけとするか、すべては読者の力量にかかっている。
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