思春期の少年少女を繊細に描く作風で幅広い層のファンを得ている
やぶうち優先生の作品です。
「ちゃお」と「少コミ」の間を埋めるため創刊された「ちゅちゅ」で連載され
「ちゃお」ほど子供向けではなく「少コミ」の過激さもないため
両雑誌に抵抗がある方にもおすすめできると思います。
物語の舞台は北海道の札幌市。
そのため雪景色が多かったり、登場人物がしばしば北海道弁を喋ったりします。
「札幌雪まつり」や「白鳥に餌付け」「スキー学習」なんてイベントも。
主人公の晴流は中学生。
彼女には凪という彼氏がいるけれど、ふたりきりになると上手く話せない。
そんな中、颯という男の子が現れる。
彼氏がいることを自覚しながらも、明るい颯に惹かれていく晴流。
と極めてありがちな感じの設定ですが、
晴流の親友「千霞」の存在が物語にスパイスを与えていていい感じ。
性格は気丈で、優柔不断な晴流に的確なアドバイスをくれます。
ただ、彼女は後々かわいそうな目に遭ってしまい、読むのがつらいです…
可愛い絵柄に反して、心の痛む場面も多く、話は結構重いです。
中学生とは思えないほど複雑な恋模様に、いつの間にか入り込んでしまいます。