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ひとはなぜ乳房を求めるのか: 危機の時代のジェンダー表象 (青弓社ライブラリー)
 
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ひとはなぜ乳房を求めるのか: 危機の時代のジェンダー表象 (青弓社ライブラリー) [単行本]

山崎 明子 , 池川 玲子 , 新保 淳乃 , 千葉 慶 , 黒田 加奈子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

ヨーロッパ中世、近世イタリア、戦中・戦後の日本映画、ピンクリボンキャンペーンなど、古今東西の乳房イメージと社会との関係を明らかにして、女性の身体そのものから乖離している乳房イメージと、それに密接に絡み合うジェンダー力学を解明する乳房文化論。

内容(「BOOK」データベースより)

ときに人々を魅惑し、ときに宗教的・倫理的な観点から可視化を規制される乳房は、隠蔽されながらも性的な消費の対象になり、時代や社会によって「エロス」「卑猥」「母性」などのさまざまな価値観と結び付けられてきた。社会状況の変革や価値観の揺らぎなどの「時代の危機」に乳房イメージが生産・消費される契機を読み取り、ヨーロッパ中世、近世イタリア、戦中・戦後の日本映画、ピンクリボンキャンペーンなど、古今東西の乳房イメージと社会との関係を明らかにする。それらを通じて、女性の身体そのものから乖離している乳房イメージと、それに密接に絡み合うジェンダーの力学を解明する乳房文化論。

登録情報

  • 単行本: 213ページ
  • 出版社: 青弓社 (2011/8/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4787233289
  • ISBN-13: 978-4787233288
  • 発売日: 2011/8/20
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By YUKI
男性と女性とを明確に区別する身体的部位である「乳房」。
その乳房が有する表象、すなわち「イメージ」は、政治的・社会的に、これまでどのように扱われ、どのように操作されてきたのだろうか。

本書は、全5章で構成されており、古代ギリシャの医学思想、乳がん早期検診、戦中・戦後の日本映画、中世イタリアの宗教絵画、
そして、戦後日本のポルノ映画、この5つの側面から乳房イメージについて言及したジェンダー文化論である。

「乳房」=「授乳器官」=「子供を育む母としての女性性」に焦点を当て、
政府が「映画の中の母」を国民の戦意高揚と美談形成に利用したことを解明した、池川玲子氏の第3章、
未曾有のペスト危機に「授乳する母」=「美」「善」、「授乳できない女」=「醜」「悪」のイメージを植え付け、
絵画という形で具象化し、キリスト教布教活動への利用について言及した、新保淳乃氏の第4章、
この両名の論説が特に興味深かった。

本書の梗概を読んで、自分には縁遠いなと思った人は、少し立ち止まって、周囲を見渡してほしい。
公園や公共広場に、なぜ女の裸体像があるのか。
なぜ、彼女達は公共の場で公然と「乳房」を晒していられるのか。

こういった身近なことに疑問を持つことから、ジェンダー文化に対する問いかけは始まるのではないだろうか。
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