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ひとたびはポプラに臥す(6) (講談社文庫)
 
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ひとたびはポプラに臥す(6) (講談社文庫) [文庫]

宮本 輝
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

宿願の地シルクロードを辿る宮本エッセイの原点
二十数年来の悲願を達成。
著者の新たな出発を告げる「人生の紀行」、ついに感動の完結!
人は何を幸福と感じて生きるのか、死とは何か……。世界最後の桃源郷・フンザの静謐な夜空に生と死を思い、インダスの銀河に亡き父の面影を映す。6700キロの酷暑と砂漠の旅は、ついに終着の地ガンダーラへと辿りついた。熱砂の大地に原点を刻み、著者の新たな出発を告げる「人生の紀行」、感動の完結!

内容(「BOOK」データベースより)

人は何を幸福と感じて生きるのか、死とは何か…。世界最後の桃源郷・フンザの静謐な夜空に生と死を思い、インダスの銀河に亡き父の面影を映す。六七〇〇キロの酷暑と砂漠の旅は、ついに終着の地ガンダーラへと辿りついた。熱砂の大地に原点を刻み、著者の新たな出発を告げる「人生の紀行」、感動の完結。

登録情報

  • 文庫: 266ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/4/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062732661
  • ISBN-13: 978-4062732666
  • 発売日: 2002/4/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
4月中旬日本に出張したとき、6冊を揃って買い求め、一気に読んだ。当初の、鳩摩羅什の軌跡を辿るという期待は、現代中国の辺境地区の現実に出会い見事に打ち砕かれる。 

が、6700kmの旅のなかでの、人々との出会いや、広大な砂漠に身をおいて、著者が思う自らの半生の回顧、著者の豊富な読書暦からの引用とコメント、鳩摩羅什への思いなど、幅広く人生を考察する機会を読者に与えてくれる書である。

著者の少年時代、作家への道を歩み始めたころの回想も、その苦しさ、せつなさは、彼の他の書で目にしていた記憶もあるが、改めて実感し、読者にとってのそれなりの指針となることと思う。

惜しむらくは、スポンサーのついた旅であったため、紀行のスタイルを崩せなかったのだと思うが、メンバーやガイドとのやりとりで、地元文化の話題になるところは容認できるが、やや冗長の感が否めない。「ドナウ」風のフィクションにしたてた時には面白いとは思うが。

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ひと味違った 2012/3/25
形式:文庫
題名も普通の紀行文とはちょっと違ったものですが、内容もただの紀行文ではありません。深夜特急が青春の情熱をそのままに旅を続けているものだとすれば、こちらは情熱のかけらもなくそれでも仕方なしに旅を続けている。

若い頃にこの本を読んだとすれば、「なーんだ」で終わってしまうだろうけど、今両方をまた読み返してみると深夜特急の方が「なーんだ」という感じに変わっている自分を発見しました。

このあたりは著者の物語づくりのうまさだと思います。ゆるい紀行文でありながらとても現実感と深夜特急とは逆の意味でわくわく感を得られる、とても不思議な物語です。

まず深夜特急を読んで、少したってから本書を読んでみるといろいろ人生に対する視点なども再確認できて面白いと思います。
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形式:文庫
シルクロードの旅も終着点に近づき、星降るフンザをぬけ、インダスを渡ってペシャワールへと辿りついた。

飛行機でひとっ飛びしてしまえば、ただの山脈に囲まれた街に過ぎないかもしれない。しかし車でひたすら走るシルクロードは、本を読んでいるだけで長い旅だったと思うくらいだ。砂漠をぬけたガンダーラはまさしく桃源郷のように思えるだろう。まして古来のシルクロードにおいてであれば、なおさらである。

夜空を見上げて感動するだけの余裕もようやく出てきたといったところだろうか。フンザの夜空をみつめて、見えたのは過去ばかりではなかっただろう。筆者の言葉に、これまでにない重みを感じた。

桃源郷でも現実の世界はついてくるもので、イスラム圏のためにアルコール探しに奔走する姿もユーモラスに書かれている。それにマリファナのために放浪する日本人の姿も。

巻末に添えられている「旅のアルバム」は、それまでの挿絵として挿入されている写真とは違って旅行の写真っていう雰囲気が伝わってくる。プロのカメラマンの撮る写真というものにも触れられてよかったと思う。
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