今年に入ってからのmarbleのワーカホリックぶりには凄まじいものがありますが、
まさか「空想ジェット!」から約半年で次のフルアルバムを届けてくれるとは予想外だった。
一応はひだまりのアルバム〜という形態ですが
これは明らかにmarbleの新譜、ニュー・アルバムって体でも全然聴けます。
そういった部分を考慮すると前作「ひだま〜ぶる」の延長線上のアルバム、とも表現できると思います。
どちらの角度からでも楽しめる、やはり好感触の企画アルバムです。
完全にmarble色に染めてしまった「できるかなって☆☆☆」からして惹かれるのだが
その後の楽曲もどれもこれもゆったりと安らげたり口ずさみたくなるようなものばかり。
個人的には割と初期のmarbleっぽいカラーに回帰した感じがするのと
今まで以上に歌謡曲というか、日本のポップスを意識したアルバムになっている印象を受けた。
そういった意味では、ひだまりに歩み寄った部分も見受けられて
延長線上って記述しましたが、それ以外の要素も強まっているアルバムかもしれません。同じようで違うと言うか。
個々の曲を挙げていくとまず「happy♪eating♪fight!!」がmarbleの色から少しはみ出した感じで歌われてるのが面白いなあ、ってのと
うめ先生のイメージソングまで用意されていて、その「雲はひとつだけじゃない〜」は非常に洗練された楽曲になっているのが驚きで。
「赤い色のソファー」「水玉の空」あたりは真っ直ぐに勝負してる感じがとても好き。
「私だけの道〜」のどっしりとした王道感もいいし、それは「幸せは星の上」も同様で。
中には菊池達也がボーカルを取った曲なんかもあったりして、で、これが普通に上手くて爽やか(!)。
以前からコーラス等で良い声してるなあ、とか思ったけどこんなにハンサムな声質だったなんて。
marbleファンが聴いても発見や驚きが多いアルバムだと思います。
ちょうど今くらいの時期にのんびり聴くには非常に適しているとも思います。
革新的な部分やチャレンジングな部分をちょっと押さえて、よりひだまりっぽさを追求したと思われるこのアルバム。
それでいて昔のmarbleの匂いも要所要所で香ってくる、不思議な感触でもあるこのアルバム。
個人的には、十分彼らの5枚目として位置づけて良いアルバムだと思います。
もちろん、思いやりが籠もっているのでひだまり好きの方にも是非。ブックレットには阿澄佳奈さんとの対談もあり。イラストも充実してます。