若頭の多岐川が攻の
したたかに愛を奪え (プラチナ文庫)、補佐の九重が受の
跪いて愛を誓え (プラチナ文庫)に続く九曜会シリーズの第三弾、今回は攻が訳あり組長です。
藤森さんが書く作品は定番を踏襲しているものが多いのですが、定番の中にもいつも少しずつ厳しさがあり
エピソードの強弱のバランスがいい作品が多い気がします。(もちろん当たり外れはありますが)
たとえ始まりが金で奪われる陵辱でも、誤解から始まる切ないすれ違いも、攻が受を気に入ってるのが分か
るので、ある程度安心して読めます。
それがヌルいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、個人的にはBLに必要な要素ではないかと思います。
二人の気持ちが近づいていく過程も無理がないので、クライマックスで受が攻を庇う場面も唐突感が無く良か
ったです。
受にそれだけの覚悟があるので、この手の話にありがちなラストの受の選択も納得できる気がしました。
この作品で注意するとしたら前半にある俎板ショー(理由あり)
受の相手は攻なので他人にされる訳ではありませんが、人前での挿入⇒絶頂があります。
苦手な方は控えた方がいいかもしれません。