日本昔話の「ききみみ頭巾」・・・欲しくなかったですか?良いですよねあれ。小鳥のお話が理解できたりするんですもの。小さい頃の私はあの「ききみみ頭巾」が欲しくてたまらなかったものでした。・・・ああ、それは今もかな?///
でも実際にききみみ頭巾を持っている人は大変みたい。
このお話はききみみ頭巾の能力を生まれ持った、高校生の男の子と小学生の男の子のお話です。
悩んで殻を作ってしまうのは高校生の光路くん。マイペースで天真爛漫な小学生の大地くん。「そうか、ききみみ頭巾は素敵な事ばかりじゃないんだ。昔話の頭巾みたいに必要な時だけかぶる、とか出来ないから。大変なんだな」と見ていて切なくなりました。
でも。この二人の周囲の人たちの反応が優しくて、すばらしくて、好き。
光路くんのお友達も、大地くんのママも、なんて素敵。
光路くんが笑うようになっていく後半。物がひそひそ話しかけてきて・・・光路くんが「いただきます」とか「ただいま」って言うんですが・・・なんだか泣きそうになって。ああ、やっぱりききみみ頭巾良いよ!ずっとかぶりっぱなしの頭巾でも素敵だよ!と言ってあげたくなりました。
懐かしいオルゴールをそうっと開けるように。この本を、あなたにも読んで欲しいです。