「竜騎士07公認二次小説」である「ひぐらしのなく頃に小説大賞」の
作品をマンガ化した、コミックアンソロジー集です。
「ありがとう」「雪渡し編」はシリアス系の感動モノで、
これはこれでいいでしょう……。
ただし! 巻末収録の「圭一の告白タイム編」。
これは問題作です!
ハッキリ言って、これは反則です。
雨に濡れてブラが透けたレナはギリギリセーフとしても、
圭一に押し倒された魅音が「いいよ、圭ちゃん…」って何ですかっ?
特にノーブラの知恵先生が「皆が寝静まってから、ネ」ってのは、
もう完全にアウトでしょ!?
原作を読んだ時から内心期待していましたが、
バッチリと反則技連発です。
「皆殺し編」で登場した「バスタオル巻き沙都子」にドキドキした、
私の純情を返してください。
だいたい、
この原作にあたる「ひぐらしのなく頃に小説大賞」なのですが、
第3回までで延べ33作品が入賞していて、
複数回入賞している方は3名います。
その中でもこの原作者の作品だけが、
実は第3集・第7集と唯一2回もマンガ化されているのです。
それだけにL5ファンのツボを理解しているというか、
マンガ化という作画効果を熟知しているというか、
とにかくウマすぎます。
作戦としてもズルすぎです。
沙都子のトラップなみの破壊力です。
かと言ってエロだけかと思えば、
「羽入のボケ殺しぶり」に「圭一のツッコミのキレ具合」といい、
しっかりギャグマンガとしても笑えます。
ギャグ系に絵柄や細かいミスを真顔で突っ込むのは、
そりゃヤボと言うもの。
語咄し編シリーズのギャグ系モノは、
なにやら「いい話」寄りのコメディが多く、
正直あまり笑えなかったのですが、
初めて単純に笑える作品で、
私はとても面白かったです。
作画の「蓮羅ヨシノリ」という新人も、
今後ブレイクする可能性大。
今からマークしておくべきマンガ家かもしれません。
そういった意味でも、
これは間違いなく「注目の一冊」でしょう。