他のレビューアーさんには、あまりいい評価を頂いていないようですが(^^ゞ
私のような、ゲームもしない、アニメもコミックも映画も知らない、小説のみのひぐらし体験派としては
この「暇潰し編」はとてもよかったです。
というのも、いままでの3巻は視点が圭一(=高校生)であったため、理解する範囲がせまく、すぐ行動に走ってしまい置いてけぼりになった気分を味わっていたのですが、
今回の書き手はオトナであり、しかも刑事。(公安というのは刑事とはまた違うのでしょうが、大きなくくりで刑事と理解しています)そして、よそ者であるということも大きなポイント。
なので、まったくの第三者の目線で冷静に物事が進んでいきます。村人たちや、となり町の刑事からの思わせぶりな情報の断片も、オトナらしく常識的に判断していくため、読んでいて安心感がまるで違います。
その点が、ひぐらしっぽくない、と取られたのかもしれませんね。
また、ギャルゲーっぽい擬音の描写もあまりなく、ぐだぐだしたテンポの悪いところがほぼないのも高ポイント。まあ、1巻ですので無駄は省いた、ということでしょう。
梨花ちゃんの憑き物っぽい描写で、ひぐらしらしさが出てきますが、怖さはあまり感じないかな。
ただ、ラストで彼に降りかかるあまりの不幸には言葉を失いました。
これから解答編にはいりますが、この4巻をどのようにまとめてくれるか作者の腕前に期待しています。