表紙は悟史君。迫力がありますね。でも大変綺麗です。
悲しみ・怒り・憎しみ・・・。この感情を心に持ちながら、詩音は狂気へと満ちてゆく・・・。
2巻は結構話が進みましたね。目明し編は、ひぐらしのそれぞれのストーリーの中でも最も長い話なので2巻ではやはり終わりませんね。
で、感想はというと。本当に「切ない」です。悟史を失ってから日常は灰色の日々・・・。
「けじめ」のところは本当にすごい描写だったと思います。方條ゆとりさんの絵は綺麗・可愛いを連想させますが、この「けじめ」などの名シーンでは素晴らしい、迫力のある描写を見せてくれます。
目明し編はというと、ひぐらしの「裏側」の物語で、この目明し編が今の「ひぐらし」へと繋がっていきます。詩音の悲しみ・怒り・憎しみ・・・。
目を逸らさずに、それを受け止めて最後(ラスト)を見届けようと思います。
魅音の裏側の人間・「詩音」という名の少女。昔からずっと差別されてきた、魅音の双子の妹。
2巻を読んで、彼女の心にはもう既に鬼が宿ってしまったのかな、と思います。
いや、最初から心には「鬼」が宿っていたのかもしれない。人の感情の塊(かたまり)がどんどん大きくなり、それが心を支配してしまう。今の詩音はまさにそう。もしかしてそれを「鬼」というのかもしれない。こうして考えてみると目明し編のテーマは「鬼」といってもいいかもしれませんね。
大切な人を失ってしまった、切ない少女の物語。それは切なくもあり、恐怖でもある。
彼女自身がもう既に「狂気」となっているのか。2巻はそんなことを思わせます。