皆殺し編2巻です。
個人的に全8編の本編の中でも1,2を争うぐらい好きなお話です。
1巻の時はそれほど気にならなかったのですが、動きが激しい展開になってきたせいか
他の方が言っているように、やはり絵に違和感を感じます。
迫力がないというか淡々としているというか…
もの凄くせっぱつまった状況のはずなのに危機感がまったく伝わってきません。
1枚絵や表紙なら可愛くてむしろ自分好みの絵なのですが、これがあの皆殺し編の漫画だ、と
言われると正直ガッカリします。
絵が下手というわけではないので、ひぐらしには、少なくとも皆殺し編には合わない
絵の方だった、という事なのでしょうが。
(ドタバタ、ほのぼの、という感じの漫画の方がこの方の持ち味を生かせたのでは?)
それと、今回すごく残念だったのが、どうして「急いで」沙都子を助けなきゃいけないかと
圭一が思うところがカットされていたことです。
(これは後出しにしたり、カットしたりしたら駄目な所だったと思うのですが…)
皆殺し編での圭一は祟殺し編での沙都子の事をわずかに記憶に残しており
だからこそ早く助けないと祟殺し編のように沙都子の心が壊れてしまう、
教室のカーテンに縋りつきながら、激しく泣き叫びながら兄を呼ぶあの姿が
また繰り返されてしまう、と
この記憶が根底にあるからこそ危機感があり、急いで助けなきゃまた手遅れになる、と焦っているわけです。
その為に普通の児童相談所の対応では遅すぎる、なんとかしなければ…となるのですが。
その回想シーンが丸々バッサリとなくなっており
急いで助けたいというよりは詩音が怒ってるから…の方がなんだか強く感じました。
圭一にあの原作の意志の強さをまるで感じません、なんだか暢気にすら見えます。
原作は長いお話なので、その中のイベントやテキストの取捨選択もコミカライズする方の
力量の一つだと思いますが、期待していただけに色々残念です。