うーん…色々と怖いオチのライトノベルを読んできたけど、これはずば抜けてる
それもずっと心身ともに身近な存在だったはずの相手の暗黒面を見せる事で読者を突き落とすとは斬新な手法
毎回人間と人外の距離の遠さが問題になる今シリーズですが、今巻もまたそこが問題になります
人外が人と共生する事の難しさを嫌というほど思い知らされます
これまでも人間の矮小さを神やそれに近い存在たちがどう認識するかが問題になっていましたが
今回は天人も情が絡むだけに嫌な仕事をせざるを得なくなりますが…案の定、非常に苦々しい展開が待ってます
そして今巻の目玉はヒロインの描き方です
外出できないので携帯を購入し天人からのメールを待ち続ける亜夜花のいじらしさや
前巻で女の子である事が判明したコウタの微妙な気持ちが見え隠れする姿は良いのですが
最後の最後で巨大爆弾がさく裂します
天人がここまでとんでもない相手から愛されていたとは…
オチに絡むので細かい事は書きませんが、人外が人に近付けない以上に人だった筈の者が人外へと変貌してしまった事を
知らしめられるのが一番怖い…本当に寒気どころか吐き気がするキャラの破壊です