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ひきこもりの国
 
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ひきこもりの国 [単行本]

マイケル・ジーレンジガー , 河野 純治
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

100万人の若者を自閉させるこの国の悲劇。衝撃の分析!日本の「風邪」が治らない本当の理由。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ジーレンジガー,マイケル
米カリフォルニア大学バークレー校東アジア研究所客員研究員。マイアミ・ヘラルド、フィラデルフィア・インクワイアラー、サンノゼ・マーキュリーなど日刊紙三十数紙を保有するナイトリッダー社の東京支局長を7年間務めた。その前はサンノゼ・マーキュリー紙の環太平洋地域担当特派員として活躍、1995年には一連の中国に関する報道で、ピュリツァー賞の国際報道賞の最終候補となっている

河野 純治
1962年生まれ。明治大学法学部法律学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 430ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/3/23)
  • ISBN-10: 4334961967
  • ISBN-13: 978-4334961961
  • 発売日: 2007/3/23
  • 商品の寸法: 19 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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49 人中、41人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本特有の現象と著者が言う「ひきこもり」現象をこの本が取り上げているのは、現代日本が陥っている精神的停滞について考察する切り口の一つとしてである。引きこもりを生む土壌として、経済面、社会面での日本独特の習慣、女性の地位、家族形態の変遷、戦後政策のあり方、経済危機に対する対応の遅さの裏にある、目には見えない「日本人の精神」がいかに日本の諸問題の根深い土壌となっているか、が本書の中心課題である。米国人ジャーナリストの著書であるが、そうとは思えない程、私自身(日本人。無宗教)の日本社会のとらえ方と一致した。以前の私なら「そうかなあ、日本はここまで酷くはないと思うけど・・・」と思っただろうが、子どもを妊娠・出産し、育児しつつ働く身となってからは弱者に厳しい日本の社会的システムの不合理性・非道性が嫌でも目につくようになり、「日本は先進国の中の後進国」と考えるしかなくなった。ハンデを背負う身になって初めてこの国の本当の姿が見えた気がする。著者が度々言及しているように、前例を変えてまで弱者を救おうとはしない、冷たい官僚的な国なのだ。
 そんなわけで、第9章「子宮のストライキ」と10章はまさに私自身の実感だった。子どもを産みたくない訳ではない。2人目を産みたいが、産んだあとの膨大な経済的負担、長時間労働と育児時間確保のジレンマ、女性が仕事を辞めざるを得なくなった場合に失う機会費用の巨額さ、また経済面だけではなく、女性が仕事を辞めるということはこれまでの人生で費やしてきた努力の成果の喪失を意味する。女性だけが仕事か子どもかの二者択一を迫られ、そして、そういった女性の負担を軽減する施策や社会背景は非常に少ない(国の育児補助金は年金に比して微々たるもの)。実際には、日本社会はこの本の記述よりもさらに産みにくい、というのが私の実感である。様々な社会システムを変えなくてはならない、と分かっていても変えられない日本人。このままいけば、戦争でも天災でもなく、自らの社会を変える能力が無いがために少子化の果てに滅んでしまいそうな日本という民族、と感じているのは私だけだろうか。
 日本との比較で韓国のキリスト教の普及が長期経済停滞に苦しむ日本と改革に成功した韓国の違いの根本だ、という著者の説には同意しがたいし(そんなに単純なものではないだろう)、韓国の精神風土についての考察は、日本のそれよりも大雑把なため、実際の評価は☆4.5個。(0.5個は異国での調査の労に敬意を表して、サービスです。)日本が抱える精神的な問題を解決する処方箋を著者は提示していないが、それを見つけれるのは私たち自身の義務である。
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37 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
外国人ジャーナリストが日本の暗部を書いた本。
カレルヴァンウォルフレンほどの緻密さや考察の深さは無いけれど、
よく調べてあるし、弱者の立場に立たされたことがある人にはとっては
頷けることが多いはず。
心理療法家を中心に、さまざまな人に直接インタビューをしています。
あの斎藤学さんや河合隼雄さんなんかも出てきます。
社会についていろいろ考えてる人には真新しいことは無くとも、
いろいろと改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。
けっこうボリュームがあって400ページにぎっしり書かれています。
もともと外国人向けに書かれた本で、読んでいてちょっと考察が甘いと
感じるところや、ドキュメンタリータッチの構成がやや鼻につく感じは
ありました。(韓国についての章は不要ではないかと思いました)
しかし、この本を西洋至上主義とかキリスト教至上主義とかで切り捨てる
のは少し乱暴だと思う。

今この国で、それほど問題無く暮らしている人にとっては、
「日本を悪く書いている嫌な白人」に思うのかもしれませんが、
でも私には書いてあることの多くがよくわかるし、
正直「よくここまで調べ、書いてくました」と思います。
決して日本叩きではない、冷静で注意深い観察と分析が凝縮された本です。
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By amigo19
形式:単行本
日本人がこの本を読めば半分以上の人が反感を持つに違いない。とても日本人には耳が痛いことが本書にはたくさん指摘されている。日本の国と日本人を細かに分析しながらその脆さを指摘するだけでなく、後半では対比する意味で韓国を取り上げその国民性を評価するところは歯がゆく感じる読者も大いだろう。著者自身はユダヤ人であるが多くの箇所でキリスト教思想や二元論の尺度をもって日本社会を見ようところに本書の至らなさを感じないでもない。

耳が痛い指摘だが、しかし一読をおすすめする。普段感じること。電車で周りを見渡したときにどうして日本人はこんなに周囲に無関心なのか。どうして周囲に対して善意を装いながらも本当は意地悪なのか。

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投稿日: 2010/2/22 投稿者: たこたこ屋
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投稿日: 2009/12/7 投稿者: stellaa
彼の見方から学ぶ事はないのか。
この本で筆者がしたかったことは日本をほめることではなかった。日本のひきこもり関連の現状から国の社会構造を、外の者、外国人(アメリカ人)のひとりとして書いているだけ... 続きを読む
投稿日: 2009/5/29 投稿者: そうそう
あらあら
確かに本書の指摘通り、多くの日本人が「救急車のサイレンが聞こえているのに・・・車を脇に寄せようとしない」... 続きを読む
投稿日: 2009/4/10 投稿者: nostalghia
この作者はともかくすごい
  アメリカから帰ってきたとき、60年くらいタイムカプセルで戻ってしまった、しまった、もう終わりだと思いました。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/19 投稿者: インテリのとら
十字軍根性はなんとかならないのか
ひきこもりという日本の社会現象とその背景を、アメリカ人ジャーナリストがアメリカ人読者のために扇情的に叙述した本。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/5 投稿者: イシュトヴァン
欧米人による欧米人のための本
簡単に言うと、「日本はなぜダメになったか?」という本。
「ひきこもり」という言葉につられて読もうとした人は、... 続きを読む
投稿日: 2007/10/13 投稿者: apple_pie
日本人向けの本ではないが
外国人ジャーナリストによる、外国人のための現代日本論。
日本人にとって特に目新しいことは書かれてない。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/27 投稿者: 山田のキモチ
西洋優越主義べっとり
著者の西洋至上主義がやけに鼻につく。著者が何民族であるかは知らないが(ユダヤ系か?)、日本人の思想や努力の結果をほとんど評価しようとせず、日本は西洋と比べてこんな... 続きを読む
投稿日: 2007/7/13 投稿者: あさがお
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