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投稿者: daepodong (詳しいプロフィールを表示) (DPRK) はじめて読んだときには意識しなかったが、「ひかりごけ」の前半にアイヌ出身のアイヌ研究者M氏という人物が登場する。この人物の経歴から見て、彼は以前武田泰淳と北大で机を並べた知里真志保であることはまちがいないだろう。ここに知里が登場することで、あらためてここに収録されている四編に共通する主題に気がついた。 武田泰淳には、辺境に住む者、異形の者、そして虐げられた者への深い共感がある。それはおそらく中国文学者であり、中国の文化・人民に深い愛情を抱きつつ、彼らを殺すものとして戦場に立たなくてはならなかった彼の体験が影響しているものと思われる。この四編に通じて流れているものは、自らを「正しい多数派」の側... 続きを読む |
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