少し前の作品ですが、天涯孤独な受の陽と財閥の御曹司・御倉の体から始まって
しまうお話、とても面白かったです。
愛人の子として育った陽は自分も『愛人』になってしまったという事実に複雑な
思いを抱いて日々過ごしています。
攻の御倉には妻子がいるので本当に陽の見せかけは愛人なのですが、御倉と
その妻には事情があり、体の関係は全くありません。
ただその事情を陽が知らないので、週末妻子の元へ行ってしまう御倉に切なさが
募っていってしまいます。
こう書くとドロドロした印象を持たれる方もいるかもしれませんが、作品の
雰囲気は全然ドロドロではありません(爽やかでもないけれど)
設定が設定なだけにセックスはがっつり濃いめ。道具の使用もあります。
後半の『まひるの華』はすれ違いが解消し、陽が御倉の秘書になっていくお話。
最初からぽんと社長秘書に収まる訳ではないので、愛人が新人サラリーマンとして
頑張る姿も楽しめました。
1冊で二度美味しいお得感があります。