「ぱにぽに」の真の意味は最後の最後に4コマで明かされていますが、「この作品がどういう漫画だったか?」という問いにはこの言葉が最も相応しいように個人的には思えます。能力は高く経験は深くしかし求めるモノを自身よく分かっていない、そんなちびっこ天才少女ベッキーが桃月学園で変な奴等と共に"それ"をする――そんな漫画だった、と。
物語的な盛り上がりは16巻でもう過ぎていて、この17巻はエピローグ兼アンコール、とは氷川先生の言葉。この言葉通り色々なイベント満載のこの巻は、綺麗なEDからそれはないと言えそうなエピローグまで本当に内容てんこ盛り。
だが、それがいい。
これこそが「ぱにぽに」、読んでいてそう素直に思えますので。数限りないキャラクター達に出番を振りつつ、主人公たるベッキーの立ち位置と存在意義もちゃんと説明し纏めていた最終巻、とても良かったです!
11年前何気なく1巻を買ってから、随分とこの作品とも長い付き合いにとなったものです。いつまでも続く宴とも思えたこの作品にもでも、描いている氷川先生が「やることはほんとやり尽くした」と述懐するようになれば「終わり」が訪れるのも必然ですか。氷川先生、本当に長期連載お疲れ様でした!また別の作品で会えること、楽しみにしています。