2005年7月から、テレビ東京等の深夜枠で放映されているアニメ。
原作は氷川へきる作で「月刊Gファンタジー」に連載中の不条理ギャグ漫画。
監督は、近年「コゼット」「なのは」「月詠」で売れっ子になりつつある新房昭之。
アニメ制作は「月詠」「これが私のご主人様」で、最先端の萌えキャラを描いたSHAFT。音楽制作にはスターチャイルドが付く布陣。
基本的には学園モノの範疇に入り、「あずまんが大王」や「先生のお時間」などの系統を汲む「かわいい女の子たちがワイワイやってる」作品なのだが、その不条理さ、シュールっぷりは半端ではない。原作もかなりのものだったが、アニメ版は更に上を行く。
教室では、主要キャラ以外の生徒は全員同じ顔だし(ヴァラノワール!?)、実写よろしくカメラさんや音声さんがいるし(ドリフ!?)、突然夢の中へトリップするわ、巨大ロボットは出てくるわで、しかもそこに何ら説明が為されていない。
つまり本作は、普通のギャグ作品ではなく、不条理ギャグだということだ。
論理的に構築された笑いは存在せず、論理があるべき位置に大いなる不条理がある。
それを笑える人には、大いに楽しめる作品となるだろう。
また、付加価値として、メインとなるストーリーが進行している脇で、黒板やテロップに表示される一言ネタ(大抵は古い漫画やアニメ、ゲームのパロディ)の面白さも秀逸だ。80年代の「週刊少年ジャンプ」で育った方や、ファミコン第一世代の方にはたまらないオールドネタが盛りだくさんで、何度も繰り返し見たくなることだろう。
欠点として、脚本のハジケっぷりが足りないこと、ギャグセンスがやや古いこと、画面レイアウトに凝りすぎなこと等があるが、それらを差し引いても、何度視聴しても面白く、おかしくて変なアニメである。
声優、ビジュアル、主題歌も素晴らしく、近年稀に見る、高い完成度を誇る作品となった。