この本は、”半分冗談で”日本パクチー狂会を立ち上げ、そしてとうとうパクチー料理専門レストランをオープンさせた著者のパクチー愛がたくさん込められた、恐らくほとんど前例のない【完全パクチー本】です。
このページ上部の「クリックなか見!検索」で目次を見てもらえれば判るとおりにパクチー料理のレシピが多くを占めますが、しかしこの本の魅力はそこだけには留まらず、むしろそれ以外のそこかしこに溢れんばかりのパクチー愛を感じる構成となっています。
パクチーの味や香り、そして様々なパクチー料理を好む人であってもあまり詳しくないであろう”そもそもパクチーってなに?”という疑問や、パクチー農家での収穫や選別作業の紹介、さらには自宅でできる栽培方法など、料理以外で面白く読める箇所がたくさんあって飽きさせません。
これは、通常の文脈での「パクチー大好き」という表現を超えて、パクチーという不思議な食材そのものと、それに関わるモノ・コト・ヒトを丸ごとひっくるめて果てしなく愛してしまった著者の、大いなるパクチー賛歌だと言えるでしょう。
(もし、パクチーと聞いただけで恍惚の表情を浮かべるほどの中毒者であるならば、おそらくプロローグの「パクチー好きの性格診断」で思わず頬が緩んでしまうはずです!)
幸運なことにパクチーの魅力に取り憑かれてしまったあなたが、もっともっとパクチーに溺れたい!と願うのならば、この1冊を傍に置くことを、心から推奨します。