ラーメンで魔貫光殺法を撃つシーンには盛大に吹きました。
仮にこの本がラーメン屋に置いてあっても決して食事中に読むべきではないと思います。
内容については、ただの麺の湯切りによってラーメンの分子構造を変化させて作り出す「龍鱗麺」
(ロマサガで武器を強化して作り出す」竜鱗の剣」を思い出した)、
潰れかけた店を救うための手法として、安価でも安定して供給できる食材でもないのに、
大量に伊勢海老を使ったスープの作成を強いる…など
並みの頭では100年かかっても思いつかないほどの様々な独自のアイディアがスパークリングした
別の意味でタイヘン素晴らしい料理漫画に仕上がっていると思います。
ネタ漫画としての価値もさる事ながら、とにかく絵が非常に巧く洗練されており、
また登場人物も老若男女とバリエーションに富み端役に至るまで皆個性的で、
才能はないが地道な努力を惜しまない好感の持てる主人公とは対照的に描かれる、
ラーメンの申し子・榊原麺太の強烈なカリスマとミステリアスな雰囲気、
料理の天稟は強く目を惹き付けるものがあります。
目新しいラーメン薀蓄はありませんがぜひ一読をお勧めしたい作品です。