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ばいばい、アース〈4〉今ここに在る者 (角川文庫)
 
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ばいばい、アース〈4〉今ここに在る者 (角川文庫) [文庫]

冲方 丁
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「試者の灰」をもって王を葬り、闇のものたちを率いて世界をも壊そうとする剣士アドニス。彼と少女剣士ラブラック=ベルの闘いは痛く果てしなく、濃密に続く―生きとし生けるもの、全てのことわりを巻き込み続けながら。そしてついに訪れた終わりのとき、ベルが見いだしたものは―?異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作ファンタジー、堂々の完結。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

冲方 丁
1977年岐阜県生まれ。幼少時より海外生活を経験し、96年早稲田大学入学。同年「黒い季節」で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。ゲーム、映像、コミック、小説とメディアを横断した執筆活動を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 377ページ
  • 出版社: 角川書店 (2008/02)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4044729077
  • ISBN-13: 978-4044729073
  • 発売日: 2008/02
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポロロッカ トップ500レビュアー
形式:文庫
00年刊行の単行本を4冊に分冊した4冊目,最終刊になります.

物語,そして『世界』を巻き込んだ戦いも結末を迎えるのですが,
剣を振るう主人公はもちろん,まわりの仲間たちの行動,決断には,
興奮して熱くなるというより,ゾクゾクするような感覚をおぼえます.

また,互いに惹かれつつも結ばれない主人公と『敵』となった相手.
この『悲劇』を起こすことになってしまったその本当の『理由』には,
哀しさだけでなく,なんとも言えぬいじらしさのようなものを感じます.

そしてエピローグ.新たな世界へ旅立とうする主人公を描きつつも,
前夜の仲間たちとのバカ騒ぎや,別れの場面をこまめにはさむ演出が,
歩きはじめた主人公の回想とも重なり,とても効果的な印象を受けます.
また,新しい世界への期待感と,孤独だった自分に帰る場所ができた喜び,
これまでに得た多くを抱きながら,多くの余韻を含ませる最後もキレイです.

やや曖昧なところが残り,スッキリとしない感があるのは否めませんが,
シリーズをとおして描かれた世界観には,最後まで圧倒されつづけました.
できれば2度3度,またはじめから読み直してみたいと思わせられる作品です.

余談ですが,単行本刊行時のことを綴った文庫版のあとがきも興味深いです.
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By boku1
形式:文庫
ばいばい、アース…このタイトルの意味も明らかになるシリーズ最終巻。
圧倒的なスピードと階層を切り進む、主人公ベルと導き手〈ガイダンス〉の濃厚濃密な語り。
最後は若干、ここまで見てきた人にとっては消化不良かもしれません。次作へ繋がるような気もするが、無いだろうな。と思う。
内容もなんとなくでも相互関係、単語とその意味を知っていたいと、流れに付いていくのがツライ気が。

このシリーズ、実は3巻が一番盛り上がったのな?と思ったりします。
同作者による作品に時々、他作品の単語が入っていたりするのでこれはこれで楽しみ。

一度、世界観にドップリ浸かったら、2度読み3度読みをしたくなる良質作品だと感じました。
このレビューは参考になりましたか?
By hamachobi トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
最近、売れに売れている冲方丁氏。この作品は、彼のスニーカー大賞受賞後第1作ということ。私自身は、この本が2000年12月に単行本として出版されたときには、まだ著者の存在も知らなかったが、『マルドゥック・スクランブル』以降、彼の作品を読み続けていて、かなり自分好みの作者であると思い、この旧作も文庫化されたのを知り、読んでみた。

もともとSFファンではありながら、あまりこういった剣と魔法がでてくるようなファンタジー作品を読む機会が少なかった自分には、彼の描く世界観や登場人物、設定などに戸惑うことが多かったが、この長大な小説を読むにつれ、だんだんとその魅力に惹きこまれていった。

ストーリーとしては、そんなに劇的な展開が続くわけではなく、むしろ、この長さにしては、シンプルと言ってもいいぐらい。しかし、あえて説明を省略したような世界の描き方によって、読んでいるうちにだんだんと、この不思議な世界の成り立ちの謎に夢中になってしまった。

結末を話すことは出来ないけど、主人公ベルの活躍の華々しさの影に見え隠れする、この世界の成り立ちと今後の有り様の描写こそが、この小説のメインテーマであるように思う。そこが気に入った。

読むのに疲れたけど彼のファンとしては読んでおくべき重要な作品だと思う。
あわせて巻末の大森望氏の解説もこの小説、そして冲方丁という作家の解読に役に立った。
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